実は水分不足になりやすい?冬の水分補給の重要性とは
公開日:2017/03/28 / 最終更新日:2017/03/28
夏に比べて気温の変化低い冬は、水分不足になりにくいイメージがあります。
しかし、実は冬の身体は水分不足になりやすく、ひそかに脱水症状を起こしている人も多くいらっしゃいます。一体なぜ、寒い季節に身体が水分不足に陥ってしまうのでしょうか?
冬こそ水分補給が大切な理由を、水分を効率よく補給する方法とあわせてご紹介します。
冬こそ水分補給が大切な理由とは
・空気が乾燥しているため
冬は気温だけでなく、湿度も低くなります。
特に室内は暖房を使用するため、空気がカラカラに乾燥していることもすくなくありません。すると肌から大量の水分が失われてしまうため、乾燥肌や血液のドロドロ化を招いてしまうのです。
・トイレに行く回数が多いため
寒いとトイレに行く回数が多くなりますよね。これは気温の低下に伴って身体の利尿作用が働くため。排出する水分が増えれば、おのずと水分不足に陥りやすくなってしまいます。
・厚着や暖房で汗をかくため
冬は汗をかかないイメージがありますが、実はそれは大きな誤解です。冬は防寒のために厚着をした上で暖房のきいた室内にいる機会が多いため、意外とたくさんの汗をかいています。実感がないまま汗をかくことで、水分が不足しがちになるのです。
冬にオススメの水分補給方法
・白湯を飲む
水分補給が重要だからといって、冷たい水を飲めば身体を冷やしてしまいます。冷たい水分をとるのは避けて、暖かい飲み物で水分を補給するようにしましょう。
オススメは、一度沸騰させてから50℃ほどに冷ました「白湯」。体温が下がっている朝に白湯を飲むことで、身体を温め、代謝を上げることができます。
・しょうが湯を飲む
味のない白湯が苦手な人、特に寒がりで冬がつらい人は、すりおろしたしょうがを入れた「しょうが湯」を飲みましょう。
身体を温める効果のあるしょうがを入れることで、内側からポカポカと身体が温まるように。身体が温まって血行が良くなれば、トイレに行く回数も減らすことができます。甘みがほしい場合は、ハチミツを少量加えてみてください。
・鍋料理を食べる
汁気の多い鍋料理は、食べるだけで水分をしっかり補給できます。特に白菜や水菜、大根、ほうれん草、小松菜など水分の多い野菜を入れた鍋がオススメです。塩分をとり過ぎてしまわないよう、味付けは薄めにしましょう。
・果物を食べる
冬に旬を迎えるミカンやリンゴは、水分とビタミンを同時に補給できる最高の果物です。こたつで身体がほてった時や食欲がない時には、積極的に頂きましょう。ただし、果物には身体を冷やす作用もあるので、食べ過ぎには注意してください。
意外にも水分が不足しがちなこの時期、身体が水分不足を訴える前に、しっかりと水分補給をすることが大切です。喉が渇く前に水分をとって、冬の健康を守っていきましょう。