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週末の寝溜めに注意! 寝過ぎがもたらす女性の肌への悪影響は?

公開日:2018/03/20 / 最終更新日:2022/08/08

笠井 美貴子笠井 美貴子院長

週末の寝溜めに注意! 寝過ぎがもたらす女性の肌への悪影響は?

仕事に家事に育児にと、寝る間を惜しんで奮闘して、ついつい寝る時間も惜しんでしまう女性も多いはず。「週末に、ゆっくりまとめて寝ればいいか」なんて無理をしてしまい、寝溜めと称して一気に数十時間の睡眠を摂っていませんか? 睡眠不足は美容の大敵とはよく言われますが、実は、寝溜めや寝すぎも美容にはよくありません。
意外と知られていない、寝溜めや寝すぎがもたらす美容や健康にもたらす悪影響などについて、詳しくご紹介します。

寝溜め・寝すぎが肌荒れをもたらす理由

私たち生物にとって、睡眠は生きるために必要不可欠な行為。人間の体には「暗くなると眠り、明るくなると起きて活動する」という体内時計が仕込まれています。
眠ることは体を休めて体力を回復させるだけでなく、脳内から成長ホルモンを分泌させて、日中受けたダメージの修復にあたる大事な時間なので、睡眠不足だと頭がボーっとしたり、頭痛がしたり、気分がスッキリしませんよね。それと同じように、10時間以上たっぷり寝すぎて起きると頭が重く、体がだるく疲労感がつのります。それだけでなく、鏡を見ても顔色がさえず、肌がくすんで見える気がしませんか?
こういった不調が起こるのは、長時間体を動かさずに寝ていたことで体の血行が悪くなり、体の各機能がうまく働かなってしまったことが原因。さらに睡眠時間をまとめてとろうと本来の睡眠のリズムを崩すことが習慣化すると、自律神経の働きまでが乱れてしまい女性ホルモンの分泌にも悪影響を与え、生理不順や怖い肌荒れも引き起こしてしまうのです。
まさに、寝溜め・寝すぎは女性の美容の大敵! 忙しくても寝溜めはやめて、毎日コンスタントにしっかり睡眠をとって、美ボディの維持に努めましょう。

寝溜め・寝過ぎの悪影響を受けないための対策

午後10時から翌朝午前2時の間にかけて成長ホルモンが活発に分泌されるのは有名ですが、睡眠サイクルが乱れると体の新陳代謝が阻害され、エネルギーの消費や脂肪の燃焼がままならなくなり、結果的に太る原因にもなってしまいます。他にも毎日コンスタントに睡眠をとるのではなく、寝溜め・寝すぎを繰り返していると、脳や内臓機能の働きも乱れてしまい、うつや認知症を引き起こす原因となったり、頭痛や動脈硬化を引き起こしてしまったりと命の危険も増やしてしまうかもしれません。
私たちの体にとって、健康に美容に一番良い睡眠時間は、7時間です。忙しくてどうしても睡眠時間を減らしたい場合には、多くても睡眠時間を減らすのは1~2時間だけにし、その代り日中にお昼寝屋休息時間をとるなどして、起床時間を変えないように努力をしましょう。睡眠時間は少なくても、多過ぎても悪影響がありますので、目覚まし時計やスマホのアラーム機能を活用して、眠りすぎを防ぎましょう。

睡眠サイクルが乱れた生活は、美容、健康に害しか及ぼしません。忙しくても綺麗な女性で居るために、まずは「睡眠を後回しにする意識」を改善していきましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

笠井 美貴子

笠井 美貴子院長かさい みきこ

シロノクリニック銀座

丁寧なカウンセリングと豊富な知識に基づく確かな治療で、多くの患者様から厚い信頼を獲得。 美への探究心が強く、結果に差がつく高い技術と気さくな人柄で心身共にトータルで美を提供します。

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