シミと肝斑の違いとは?
公開日:2016/05/05 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 肝斑はシミの一種
- 一般的なシミと肝斑の違いとは?
- 肝斑の特徴とは?
- 自己判断で行う肝斑治療は危険!?
肝斑はシミの一種
「頬骨の近くにできるシミが気になる…」「ケアをしているのにシミが薄くならない…」。そのような悩みのお持ちの方、それは一般的なシミではなく「肝斑」である可能性があります。
「肝斑」とはシミの一種ではありますが、一般的な「シミ」とは性質的に異なります。そのため、間違ったケアを行うことで、肝斑が悪化してしまうことも…。
そこで今回は、肝斑の特徴をご紹介しながら、肝斑とシミの違いについてご説明します。
一般的なシミと肝斑の違いとは?
一般的なシミは、肌の「基底層」に存在する「メラノサイト」が生成する「メラニン」が原因です。
メラニンは紫外線の刺激によって生成され、通常であれば肌のターンオーバーによって最終的に「アカ」として肌から剥がれます。しかし、メラニンの生成量に肌のターンオーバーが追いつかなくなってしまうと、メラニンは分解されず肌に残り、シミになってしまうのです。
一方肝斑は、紫外線だけでなく女性ホルモンが大きく影響しています。
そのため、肝斑は月経や妊娠、出産、更年期などが原因で濃淡が変化することがあります。
肝斑の特徴とは?
肝斑によるシミの特徴をご紹介します。
- 20代後半から40代にシミが出はじめた
- シミが左右対称
- シミの現れる位置は頬骨付近で、目の周りを避けるように広がっている
- 季節によってシミの濃淡が変化する
- シミの輪郭がぼんやりとしている
- 妊娠や出産を機に悪化した
- 紫外線ケアをしているのにシミが増えた
- レーザー治療で悪化したことがある
肝斑は刺激に弱いため、一般的なシミと同様のケアでは解消しづらく、時に悪化してしまうこともあります。
自己判断で行う肝斑治療は危険!?
肝斑だけでなく、他のシミと一緒にあらわれる場合もあります。
そのため、肝斑と一般的なシミとの判別は難しく、正確に見分け、正しくケアを行うためには専門院でチェックを受けることがお勧めです。
専門院での肝斑治療はレーザー治療をはじめ、外用薬や内服薬、美容点滴などさまざまです。個人の症状に合わせて複数の治療法を組み合わせて行われるため、症状改善だけでなく肝斑の再発防止にも効果が期待できます。
正しい治療を受けて、肝斑のない美しい肌を手に入れましょう。