表皮シワと真皮シワの違いって? 目立つ深いシワはどっち?
公開日:2020/04/07 / 最終更新日:2022/02/01
見た目年齢を引き上げるシワには種類があり、若々しさを保つためにはその種類や特徴を知っておくことが大切です。今回は、よく耳にする「表皮シワ」と「真皮シワ」の特徴や違いを、加齢とともに目立ってくる真皮シワのケア方法とあわせてご紹介します。
表皮シワと真皮シワの特徴
皮膚の浅い部分にできる「表皮シワ」
私たちの皮膚は、一番外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。このうちの表皮にできるのが、その名の通り「表皮シワ」です。皮膚の浅い部分にできるシワで、ちりめんジワとも呼ばれています。目元や口元など、皮膚が薄く、よく動かす部分にできやすいのが特徴です。
皮膚に深く刻まれる「真皮シワ」
真皮シワは、表皮シワより深く刻まれるシワです。表皮の奥にある真皮にまで到達するシワのため、溝が深くて目立つのです。目元や口元だけでなく、おでこや眉間などにもできやすく、老けて見られる大きな要因になります。
表皮シワと真皮シワの原因
表皮シワの原因は肌の乾燥
表皮シワができる主な原因は、肌の乾燥です。表皮の一番外側にある角質層の水分量が低下すると、表面が収縮し細かな線を描いたような浅いシワができます。原因は乾燥ですので、十分に保湿をすると目立たなくなります。
真皮シワの原因は肌のハリの低下
真皮シワができる主な原因は、肌のハリの低下です。真皮に存在するコラーゲンやエラスチンが加齢や紫外線の影響で減少すると、肌のハリが低下し深いシワができてしまいます。真皮シワのほうが表皮シワより改善しにくく、見た目年齢に大きな影響を与える深刻なシワといえるでしょう。
真皮シワのケア方法
表皮シワの改善には保湿が効果的である一方、真皮シワが生じる原因は複雑なため、ケア方法にもさまざまな工夫が必要です。具体的にどのようなケアが有効なのか、チェックしてみましょう。
紫外線対策を徹底する
紫外線を浴びると皮膚内部のコラーゲンなどが破壊され、真皮シワの原因になります。特に注意が必要なのは、真皮まで到達する紫外線A波(UVA)です。UVAに対するカット効果はPAで表されますので、日常生活ではPA++~+++、レジャーシーンではPA++++程度の日焼け止めを使って、真皮のダメージを防ぎましょう。UVAは窓ガラスを通り抜けますので、室内でも対策を忘れないことが大切です。
肌のハリを高める化粧品を使う
真皮シワのケアには、肌のハリを高めるリフトケア化粧品が効果的です。特に積極的に取り入れたい成分は、浸透型ビタミンC(APPS)。高い抗酸化力を持つとともに、コラーゲンの生成を促してくれます。発酵コラーゲンも一緒に配合されたドクターシーラボの『VC100エッセンスローションEX』や、『VC100エンリッチセラム』でのケアがお勧めです。
シワを防ぐためには、種類を知って的確なケアをおこなうことが大切です。肌のハリを高めるケアで、真皮シワに負けない若々しい顔をキープしましょう。