アンチエイジングや冷え解消に! 毎日の食事にヒハツを摂り入れよう
公開日:2020/02/20 / 最終更新日:2022/02/01
「ヒハツ」というスパイスを聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。日本ではあまり馴染みのない調味料ですが、さまざまな美容効果があることから近年注目を集めています。
今回は、ヒハツの持つ効果や摂り入れ方をご紹介します。
■ヒハツってなに?
ヒハツとは、ロングペッパーやピパーチ、ヒバーチ、島コショウなどと呼ばれるコショウ科の植物です。東南アジアなどに分布しており、国内では沖縄県で栽培されています。味わいとしては、コショウに似た刺激のある辛みが特徴ですが、少しシナモンのような独特な甘い香りを持ちます。
中国では生薬や漢方、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは長寿に良いとされているなど、ヒハツは昔から健康に良い食材として使われた薬草です。
■ヒハツがもたらす体が喜ぶ効果
実際にヒハツにはどのような効果があるのでしょうか。ヒハツは主に、次のような効果を持つことが分かっています。
・冷えを改善する効果
ヒハツには毛細血管を広げる効果がある「ピペリン」という成分が含まれています。毛細血管が広がると、体中の血流が良くなり身体の隅々まで温かくなるため、冷えの解消につながります。
・アンチエイジング効果
ヒハツは「Tie2(タイツー)」と呼ばれる酵素を活性化する成分も含まれており、劣化しやすい毛細血管の修復に効果的です。
さらに、血流が良くなることで全身に栄養が行き渡り、シミやくすみの解消、抜け毛の予防といったアンチエイジング効果も期待できます。
■ヒハツの上手な摂り入れ方
ヒハツは粉末化された商品がネットショップやスーパーに売っているので、家庭でも使うことができます。ここでは、ヒハツの上手な摂り入れ方についてご紹介します。
・コショウのように料理に使用する
基本的にはコショウと同じように、香辛料として料理に使うことができます。スープやラーメン、うどんなどの麺類にふりかけたり、お肉の下味としてすり込んだりするのも良いでしょう。
・飲み物に入れる
お茶や紅茶、ミルクなどの飲み物に入れるのもお勧めです。ヒハツには体を温める効果があるので、飲み物に入れる際はホットドリンクにすると相乗効果でさらに体が温まります。
■ヒハツを摂って冷えの改善やアンチエイジングを目指す
ヒハツは身体を温める効果が高い香辛料です。冷え性でお悩みの方や肌のくすみが気になる方は、コショウの代わりにヒハツを普段の食事に摂り入れてしてみてはいかがでしょうか。