食べ過ぎは逆効果? こんにゃくダイエットの効果と注意点
公開日:2019/12/23 / 最終更新日:2020/05/26
カロリーが低く食べ応えも十分なこんにゃくは、ダイエット効果が期待できると注目されています。しかし、こんにゃくの食べ過ぎは逆効果になる恐れもあるため、注意しなければなりません。
今回は、話題のこんにゃくダイエットがどのような効果を得られるのか、そして気を付けておくべき点についてご紹介します。
■こんにゃくダイエットの効果とは
身近な食材であるこんにゃくですが、なぜダイエットに効果的なのでしょうか。ここではこんにゃくが持つ3つのダイエット効果について解説します。
・低カロリーで太りにくい
こんにゃくの成分は水分が大部分を占めており、そのほかは食物繊維です。
そのため、板こんにゃく(生芋)の場合は100グラムあたりわずか7キロカロリーとカロリーが非常に低い食材で、ダイエットに最適な食品といえます。
・便を出しやすくする
こんにゃくに含まれる食物繊維は、グルコマンナンと呼ばれる水溶性食物繊維です。しかし、食用のこんにゃくは製造過程で凝固剤を使用するため、食物繊維は水に溶けにくい不溶性食物繊維に変わっています。
不溶性食物繊維は胃で消化されることなくそのまま大腸に到達するため、お通じを良くする効果が期待できます。お通じが良くなることで腸の働きが活発になり、身体に溜まった老廃物を排出するなど、腸内環境を改善することにつながるのです。
・満腹度が高い
噛み応えのあるこんにゃくは、満腹中枢を刺激するため少量でも満腹感を感じやすく、ダイエット向きの食材といえます。また、水分を多く含むこんにゃくはお腹の中に留まる時間が長く満腹感が持続するので、食べ過ぎを防ぐこともできます。
■こんにゃくダイエットの注意点
こんにゃくがヘルシーだからといって大量に食べるのは避けましょう。
水に溶けにくい性質をもつ不溶性食物繊維は身体の中にとどまりやすいため、食べ過ぎにより腸閉塞を引き起こす可能性もあります。
■こんにゃくダイエットはほどほどに
こんにゃくはスーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、身近なところで手に入りやすい食材です。糸こんにゃく・板こんにゃくのほか、さまざまなタイプの商品があるため、飽きることなくダイエットを続けることができます。
しかし、いくらこんにゃくにダイエット効果があるとはいえ、食べ過ぎには注意しなければなりません。適度な量のこんにゃくを摂り入れつつ、適度な運動を行いながらダイエットに取り組むように心掛けることが大切です。