妊娠線は胸にもできるってホント!? 知っておくべき予防方法
公開日:2019/12/19 / 最終更新日:2020/05/26
妊娠線は大きく膨らんだお腹にできるものというイメージがありますが、実は胸にできる方もいらっしゃいます。女性のシンボルでもあるバストに妊娠線ができると、見るたびに気になってしまうもの。胸に妊娠線ができる理由を、予防方法と一緒にご紹介します。
胸に妊娠線ができる理由
急激なバストサイズの変化
そもそも妊娠線は、皮膚が伸びきれずに裂けてしまうことで生じます。赤ちゃんの育つお腹だけでなく胸にもできてしまう理由は、母乳を作るための乳腺が本格的に発達するためです。さらにバストにも皮下脂肪がつき、それにともなってサイズが大きくなります。このような急激なバストの肥大化が、妊娠線を引き起こすのです。
皮膚の伸縮性の低下
妊娠線ができる理由には、皮膚の伸縮性の低下も挙げられます。妊娠中はグルココルチコイドというステロイドホルモンの分泌が増える影響で、皮膚のターンオーバーが遅れがちになります。この影響でバストの皮膚も硬くなり、妊娠線ができやすくなってしまうのです。
胸の妊娠線の予防方法
体重を増やしすぎない
バストの急激な肥大化には、乳腺の発達と皮下脂肪の蓄積が関係しています。乳腺の発達は母乳を作るために仕方がありませんが、皮下脂肪の過度の蓄積は、体重の管理で防ぐことができます。
体重が増えすぎるとおのずと皮下脂肪も増えますから、医師と相談して適切な食事量を守りましょう。もちろん、妊娠線を作りたくないからといって無理な食事制限をするのはNGです。赤ちゃんの成長のためにも、バランスの良い食事を心掛けましょう。
肌を保湿する
妊娠線の予防には、保湿が効果的です。皮膚にうるおいを与え柔軟性を高めることで、妊娠線の発生を防ぐ効果が期待できます。妊娠線はお腹や胸だけでなく、二の腕やお尻などにもできる恐れがありますので、全身の保湿をお勧めします。ただし、保湿していれば100%防げるというわけではありません。同時に、体重の管理もおこなうことも大切です。
妊娠線ができてしまったら?
できてしまった妊娠線は、残念ながらセルフケアでの改善は困難です。どうしても気になる場合は、サーマクールやレーザーを用いた治療で改善を目指すことをお勧めします。伸びた皮膚を引き締めて収縮させることで、症状を目立たなくする効果が期待できます。
妊娠線はできる前の予防ケアが大切です。お腹だけでなく、胸などの他のパーツにも妊娠線ができる恐れがありますので、適切な体重管理や保湿を心掛けていきましょう。