産後は髪質が変わりやすい……考えられる原因とケア方法は?
公開日:2019/12/19 / 最終更新日:2020/05/26
産後の体には、さまざまな変化が現れるもの。その中でも特に女性を悩ませるのが、髪質の変化です。「以前はストレートヘアだったのに、くせ毛になった」「髪の量が減って、ボリュームがなくなった」など、人によって現れる変化は異なるものの、産後の髪に関する悩みは尽きないもの。なぜ産後の髪には変化が現れやすいのか、改善につながるケア方法と一緒にご紹介します。
産後の髪質を変化させる原因
ホルモンバランスの変化
妊娠中は、エストロゲンとプロゲステロン、両方の女性ホルモンが大量に分泌されています。それが出産後は、閉経後と同等レベルまで急激に減少します。その後半年~1年かけて元に戻っていきますが、しばらくは女性ホルモンが減少した状態が続くため、髪質も変わってしまうのです。
生活環境の変化
産後は、体だけでなく生活リズムも大きく変化します。赤ちゃんのお世話で十分な睡眠や食事がとれない、という方も多いでしょう。このような育児による睡眠不足や栄養不足が髪にも影響を及ぼし、くせ毛や薄毛を招いてしまいます。
産後の髪質を改善するケア方法
睡眠不足を解消する
睡眠不足はホルモンバランスの乱れに直結します。十分な睡眠がとれないと自律神経が乱れて、ホルモンが作られにくい体になってしまうのです。
また睡眠中は、髪が成長するタイミングでもあります。その時間が不足すれば髪質に悪影響を及ぼし続けることになりますから、たとえ育児中でも周りの人の手を借りて、睡眠をとるようにしましょう。一度にたくさん眠れない場合は、昼寝などのこまめな睡眠がお勧めです。
栄養をしっかりとる
髪の成長には、十分な栄養が欠かせません。特に重要なのが、タンパク質・ビタミン・ミネラル類。これらの栄養を補うためには、肉、魚、大豆製品、卵、野菜、海藻類などをバランスよく食べることが大切です。忙しいと丼ものや菓子パンなどに偏った食事になりがちですが、納豆やゆで卵、味噌汁をプラスするなどして、栄養不足を解消しましょう。
産後の薄毛には飲む育毛剤を
産後の薄毛に悩む方には、女性専用の飲む育毛剤「パントガール」が効果的です。パントガールは世界で初めて効果と安全性が認められた薄毛治療薬で、分娩後脱毛症にも有効とされています。細くなった髪にハリを与える効果もあるため、髪質の変化に悩む方にもお勧めです。
髪は女性の命といわれるほど、大切なもの。産後の髪質の変化にお悩みなら、まずは睡眠習慣や食事の見直しから始めることをお勧めします。産後半年~1年経っても変化が見られない場合は、育毛剤を用いた治療で改善を目指しましょう。