毛抜きを使うとニキビができやすい!? 実は危険な処理トラブル
公開日:2019/12/16 / 最終更新日:2020/05/26
「ムダ毛の処理に毛抜きを使うと、ニキビができやすい」と感じている方は少なくありません。気になるムダ毛をキレイに除去できても、その後にニキビができてしまっては意味がありません。毛抜きでのトラブルをできるだけ防ぐために、ニキビとの関係性や対策方法をご紹介します。
毛抜きは毛穴トラブルを引き起こしやすい!?
ムダ毛の処理方法にはさまざまな種類がありますが、その中でも特にトラブルを起こしやすいのが、毛抜きを使った処理です。毛抜きを使うとムダ毛が毛根から除去できるため、仕上がりは一見美しくみえます。しかし毛を抜くときには、毛穴に大きな負担をかけています。少なからず炎症が生じるため、色素沈着や埋没毛を引き起こす恐れがあるのです。
毛抜き後にできやすいのはニキビではなく毛嚢炎
毛抜きを使用した後にできるニキビも、毛抜きで生じやすいトラブルの1つです。実はこの症状は、正式にはニキビではなく毛嚢炎と呼ばれるもの。傷ついた毛穴にブドウ球菌などの雑菌が侵入することで発生する、感染症の1つなのです。毛嚢炎は悪化すると膿が生じやすく、ニキビ跡のような色素沈着やクレーターを引き起こすこともあります。このようなトラブルを防ぐためには、ムダ毛を正しく処理することが大切です。
毛抜き後のトラブルを防ぐ対策方法
まずはできるだけ毛抜きを使用しない
すでにお伝えしたように、毛抜きは毛穴に負担をかけます。皮膚が引っ張られるため、たるみの原因になってしまうことも。できることなら、毛抜きは使わないほうが良いでしょう。代わりに、肌を傷つけにくい電気シェーバーを使うことをお勧めします。
毛抜きを使用するときは細心の注意を
どうしても毛抜きを使用したい場合は、以下のポイントを守りましょう。清潔な環境でおこなうこと、そしてアフターケアを忘れないことが大切です。
・ 処理前に手を洗う
・毛抜きを消毒し、清潔な状態で使う
・蒸しタオルなどで温めて、毛穴を開く
・地肌を押さえながら、毛の生えている方向に引き抜く
・処理後は、化粧水を含ませたコットンを当てて冷やす&保湿する
毛嚢炎ができてしまったときは?
万が一、毛嚢炎ができてしまったときは、美容皮膚科でのすみやかな治療をお勧めします。また、無理に潰さず清潔に保つことも重要です。潰すと跡ができやすいので注意してください。
毛抜きの使用後にできるニキビは、ニキビではなく毛嚢炎の可能性があります。他にもさまざまなトラブルを招く恐れがあるので、できるだけ毛抜きを使用しない方法を選択してみましょう。ムダ毛を毛根からキレイに除去したいなら、脱毛をおこなうのも1つの方法です。