生理前にバストアップする理由は? 大きさの維持はできるの?
公開日:2019/12/10 / 最終更新日:2022/02/01
「生理前になるとバストが大きくなる」とひそかに感じている女性は少なくありません。実はそのメカニズムには、生理周期にともなうホルモンバランスの変化が関係しています。今回は生理前にバストアップするメカニズムを、ホルモンバランスとの関係と一緒にご紹介します。
生理前にバストアップする理由とは
プロゲステロンの働きによってむくみが生じるため
生理前にバストアップする理由には、生理前に分泌量が増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)が関係しています。そもそもプロゲステロンは女性の体を妊娠に適した状態に整えるホルモンで、体内に水分を溜め込む働きがあります。これは、子宮内膜に水分を溜め込んでやわらかくし、受精卵を受け入れやすい状態にするためです。
そしてこの作用は、バストの乳腺にも働きかけます。よって、生理前にバストアップしたように感じるのは、バストにも水分が溜まってむくみが生じるためです。むくみと聞くとなんだか残念な気持ちになりますが、生理前にバストアップしやすいことは事実といえるでしょう。
生理前のバストに注意したいこと
個人差はあるものの、生理前のバストは平均で1カップほど大きくなります。もし変化を感じているのであれば、あらかじめ生理前用のブラジャーを用意しておくことをお勧めします。一時的に大きくなったバストに適したブラジャーを身に着けることで、型崩れや不快感を防ぐことができます。
ただし、生理前を基準にして普段のブラジャーを選んでしまうと、普段はブカブカでバストを支えられなくなってしまいます。生理後と生理前、それぞれきちんとサイズを測り直して、ジャストサイズのブラを用意することが大切です。
生理前のバストアップは維持できる?
生理前のバストアップはプロゲステロンの働きによるものですので、生理周期にともなってホルモンバランスが変化すれば、サイズは元に戻ります。生理後に体が軽くなりやすいのは、プロゲステロンの分泌が減るにともなって、むくみが解消されるためです。
残念ながらサイズアップのキープはできませんので、確実なバストアップを望むならヒアルロン酸を用いた豊胸術を検討してみましょう。
生理前のバストアップはむくみが原因ですが、人によっては胸が張って痛みや不快感をともなうこともあります。生理前は何かとイライラしがちになるので、ブラジャーなどを上手に調節して、気持ちに負担をかけないように気をつけてみましょう。