その頭痛、スマホの見過ぎかも? ストレートネックの原因と改善法
公開日:2019/12/07 / 最終更新日:2020/05/26
慢性的な頭痛や肩こりに悩まされていませんか? その原因は、スマートフォンの見過ぎによる「ストレートネック」のせいかもしれません。
ここでは、ストレートネックによる症状や原因、改善法についてご紹介します。
■ストレートネックとは
人の首の骨は、本来30~40度の緩やかな湾曲になっています。しかし姿勢が悪い、頸椎の疲労などが原因でこの湾曲が失われ、骨がまっすぐになってしまった状態を「ストレートネック」といいます。
■ストレートネックによる症状
ストレートネックになってしまうと頭部の重心が前に移動するため、首の筋肉だけで頭を支えることになります。結果、慢性的な肩こりや首の痛みに悩まされることとなり、酷くなると頭痛だけでなく、めまいや吐き気、手足のしびれ、自立神経失調症といった心の不調なども引き起こすことにつながるのです。
上記の症状に悩まされている方は、ストレートネックになってしまっている可能性も考えられるため注意しましょう。
■ストレートネックになる原因
ストレートネックの主な原因に、スマートフォンの見過ぎが挙げられます。スマホに夢中になるほどうつむき気味の姿勢が続きますが、その姿勢を慢性的に続けてしまうとストレートネックになる可能性があります。
近年はスマホによるストレートネックが増えているため、別名「スマホ首」とも呼ばれているほどです。
また、スマホの見過ぎ以外にも、長時間のデスクワークなどで日頃から猫背気味であったり、高さが合っていない枕を使用し続けていたりすることもストレートネックになってしまう原因です。
■ストレートネックの改善法
ここでは、ストレートネックの予防・改善のために簡単にできるストレッチ法をご紹介します。椅子に座りながらでも行えるので、ぜひ実践してみてください。
・タオルを使って首のストレッチ
1. 椅子に座り、タオルの両端を持ち頭の後ろにかける
2. タオルでゆっくりと首を前下の方向に引っ張る
3. そのまま10秒ほどキープし、ゆっくり元の姿勢に戻る
・首後ろのストレッチ
1.顔を正面に向けた状態で椅子に座る
2. 脇を開いた状態のまま後頭部で両手を組む
3. 首は後ろに倒し、両手は頭を支えるようにして10秒ほどキープ
・首前後ストレッチ
1. 椅子に深く腰掛ける
2.頭を前の方に倒し下を向く
3. ゆっくり上を向き、ゆっくり再度下を向く
4.2、3の動きを10回ほど繰り返す
ストレートネックは、一度なってしまうと短期間で元に戻すことは難しいです。そのため、うつむき気味になっていたり猫背になったりしていないか、日頃の姿勢を意識するようにしましょう。
もしストレートネックになっていると感じた場合は、ご紹介したストレッチを試してみてください。