辛い生理痛をどうにかしたい…… 簡単にできるセルフケアをご紹介
公開日:2019/12/07 / 最終更新日:2022/02/01
毎月憂鬱な気持ちになる生理痛。辛い生理痛を抑えるためには鎮痛剤を飲むのもひとつの手ですが、手元に薬がない、できる限り薬を飲みたくないという場合もあるでしょう。
そのような際に、生理痛を少しでも和らげることができるセルフケアをご紹介します。
■お勧めのセルフケア方法
・体を温める
血行が悪いなどの理由から体が冷えていると、生理痛がより重くなります。普段以上に体を冷やさないよう心掛けてください。特に下腹部や腰回りは毛布などを利用して温めましょう。
また、普段忙しさからお風呂はシャワーだけで済ませている場合、しっかり入浴し血流を改善するのも効果的です。
・ハーブティーを飲む
冷えと同時にストレスも生理痛が増す一因です。リラックス効果があり、同時に体を温めることができるハーブティーを飲むと良いでしょう。
特にうっ血に効果があるカモミールや、むくみの改善に効果的なローズヒップなどがお勧めです。
・ストレッチをする
骨盤回りの筋肉の緊張をほぐし、血流を良くすることで痛みを和らげることができます。
腰を回す、足首を曲げたり伸ばしたりするなどの、オフィスでも行える簡単なストレッチを取り入れるのも良いでしょう。
ウォーキングなど、軽い有酸素運動を行うのも効果があります。ただし、痛みが酷い場合や貧血の症状がある場合は無理せず、安静にすることが大切です。
・生理痛に効くツボを押す
生理痛に効くと言われているツボはいくつかあります。生理の1週間ほど前から、気持ちいいと感じる強さで優しく押してください。
【腹部にあるツボ】
へそから指2本分下にある「気海」というツボを押しましょう。便秘や下痢にも効果があると言われています。
へそから指4本分下にある「関元」、関元から更に指1本分下の「中極」なども、生理痛の緩和が期待できます。
【足部のツボ】
くるぶしの内側の一番高いところから指4本分上にある「三陰交」、膝の皿から少し上にある「血海」などは血流を改善し、生理痛を軽減すると言われています。
・バランスの取れた食事をする
生理痛の軽減にはバランスの取れた食事をすることも重要です。
特に、体や血液を作る元になるたんぱく質や鉄分、子宮の収縮を抑えるEPA(エイコサペンタエン酸)、ストレス緩和に役立つビタミンBを積極的に摂るようにしましょう。
たんぱく質を摂る際、肉に含まれる脂肪は生理痛を悪化させる原因となるので、EPAが豊富な青魚がお勧めです。
脂肪と同様に、カフェインなどの刺激物や糖分なども生理痛が増してしまうので、避けた方が良いでしょう。
辛い生理痛は、セルフケアで和らげることができます。しかし、症状が重い場合などは、無理せず病院にかかるようにしましょう。