寝起きの肌のテカリがすごい……意外な原因と対策方法
公開日:2019/12/04 / 最終更新日:2020/06/02
皆さんは、朝起きてすぐの肌に自信がありますか? 実は、女性のほとんどの方が、「起床後の顔の肌に自信が持てない」と悩んでいます。中でも多いのが、「朝起きたときのテカリが気になる」「寝起きの肌が皮脂でベタついている」というお悩みです。寝起きのテカリ肌の原因を、対策方法と一緒にご紹介します。
寝起きのテカリ肌の原因とは
乾燥
そもそも寝起きの肌がテカる理由は、皮脂が多く分泌されているため。そして、その皮脂の量が多くなる原因の1つに、肌の乾燥が挙げられます。肌が乾くとそれ以上水分が蒸発しないように、皮脂が多く分泌されてしまうのです。
しかし、皮脂が分泌されても肌の水分量が増えるわけではありません。肌の表面はベタつく一方、その下はカラカラに乾いたインナードライ肌になってしまいますので、肌のコンディションは良くない状態といえます。
ホルモンバランスや食生活の乱れ
皮脂の分泌量が増える原因には、ホルモンバランスの乱れも挙げられます。睡眠不足やストレスなどでホルモンバランスが崩れると、皮脂の分泌を促す男性ホルモンが優位になり、肌のテカリやベタつきを招いてしまうのです。
また、食生活の乱れも皮脂量の増加につながります。糖質や脂質をとりすぎると中性脂肪が増え、皮脂として排出されてしまいます。
寝起きの肌のテカリを防ぐ方法
洗顔・クレンジング方法から見直す
テカリを防ごうとして何度も顔を洗ったり、洗浄力の強い洗顔料を使ったりしていませんか? その場合、肌本来の保湿成分まで流出して、十分な水分を保てなくなります。そうなれば肌の乾燥を防ぐために、かえって皮脂量が増えてしまいます。
洗顔は朝晩の1日2回まで、洗浄力が適切な洗顔料をしっかり泡立てて、肌をこすらず優しく洗いあげましょう。クレンジング剤も洗浄力が強いオイルタイプより、ミルクタイプやゲルタイプをお勧めします。
保湿で肌の水分と油分のバランスを整える
肌の乾燥はテカリの原因になりますので、保湿ケアも必要不可欠です。洗顔後は時間をおかずに、保湿アイテムでうるおいを閉じ込めましょう。
もともと油分の多い脂性肌なら、化粧水やみずみずしいゲルで水分を多めに補うと効果的です。乾燥肌の場合は、水分を補ったあと、クリームや美容オイルなどでしっかり蓋をしましょう。水分と油分のバランスを整えることで、テカリをしっかり防ぐことができます。
適切なスキンケアを心掛けても寝起きのテカリが改善できない場合は、生活習慣や食生活に問題がある可能性があります。朝をサラサラの肌で気持ち良く迎えるために、規則正しい生活と十分な睡眠、そしてバランスの良い食事も意識してみましょう。