アンチエイジングに効果的! 抗酸化作用の高い食材
公開日:2019/11/26 / 最終更新日:2020/06/02
「抗酸化」という言葉を耳にしたことはありませんか? 若々しい身体や肌を保つためには、抗酸化作用をもつ栄養素を含む食材を摂取することが大切です。
今回は抗酸化作用の必要性や、抗酸化作用の高い食材をご紹介します。
■抗酸化作用の必要性
私たちは日々、呼吸で空気中の酸素を取り込みエネルギーに利用していますが、その過程で酸素の一部は活性酸素という物質に変化します。もともと活性酸素は体内に侵入したウイルスや細菌といった敵の攻撃から身体を守るという役割を持ちますが、過剰に発生してしまうと正常な細胞までも攻撃して酸化させてしまいます。
活性酸素により細胞や血管がサビついてしまうと、身体の老化が進むだけでなく、シワやシミといった肌トラブルを引き起こします。
老化や肌トラブルを防ぐためにも、活性酸素の働きを抑制する必要がありますが、そこで必要になるのが「抗酸化作用」です。
■抗酸化作用は食事で補う
抗酸化作用はもともと人の身体に備わっているものですが、この作用は年齢と共に低下していきます。そのため、食事から抗酸化作用を持つ栄養素を摂取することで活性酸素を除去し、肌トラブルの予防につなげることが大切です。
■抗酸化作用の高い食材
以下の栄養素を含んでいる食材は抗酸化作用を持ちます。日々の食事に摂り入れて身体の酸化を防ぎましょう。
・ビタミンC
ビタミンCは発生した活性酸素を抑える強力な抗酸化物質です。体内では作られないため、食事で摂取する必要があります。
【ビタミンCを多く含む食材】
ブロッコリーやキャベツ、ピーマンなどの野菜、オレンジやグレープフルーツ、レモンなどの果物
・ビタミンE
抗酸化作用が強いビタミンEも、身体の酸化を防ぐために摂りたい栄養素です。別名「若返りのビタミン」とも呼ばれ、血管を丈夫にしたり細胞の酸化を抑えたりする働きを持ちます。
【ビタミンEを多く含む食材】
くるみやアーモンドなどのナッツ、アボカドや大豆、ごま油など
・βカロテン
カロテノイドの一種であるβカロテンには高い抗酸化力があるだけでなく、同じく抗酸化作用を持ち皮膚の新陳代謝を高めるビタミンAに変わる性質も持ちます。
【βカロテンを多く含む食材】
ピーマンや小松菜、ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜やレバーなど
・ポリフェノール
ポリフェノールは活性酸素をはじめとした有害物質を無害なものに変える作用を持つなど強い抗酸化作用があります。ポリフェノールには多くの種類がありそれぞれ効能が異なりますが、どれも強い抗酸化作用を持つのが特徴です。
【ポリフェノールを多く含む食材】
大豆(イソフラボン)やコーヒー(クロロゲン酸)、赤ワイン(アントシアニン)、緑茶(カテキン)など
年齢と共に進んでしまう身体の酸化。若々しさを保つためにも、抗酸化作用を持つ食材を日々の食事に摂り入れてみましょう。