夏こそ知っておきたい! 体を冷やす食べ物・冷えをとってくれる食べ物
公開日:2019/11/18 / 最終更新日:2020/06/07
オフィスや電車など、夏はエアコンが効いていることが多く、体が冷えてしまいがちです。そんなときにお勧めしたいのが、体を冷やす食べ物と冷えをとってくれる食べ物を知っておくことです。食品のチョイスを少し変えるだけでも、冷えの撃退につながります。
■超基本! 冷たい食品は避けましょう
温かい飲食物は体温を上げますが、冷たいものは体をさらに冷やすため、内臓の温度が下がってしまいます。内臓を元の温度に戻すためにはエネルギーや時間が必要になるため、体に負担がかかってしまうのです。
夏は氷入りの冷たいドリンクが増える時期ですが、なるべく常温のものを選ぶと冷えが改善されます。
■体を冷やす食べ物
「冷たい食品は避けましょう」とお伝えしましたが、食品自体の温度はそれほど低くなくても、体を冷やしてしまうものもあります。そういった食品を避けることも、冷えを抑えるためには必要です。
・ウリ科の食品
漢方の世界では体を冷やす食品を「陰性食品」、体を温める食品を「陽性食品」と呼びます。熱帯地域で生産されていたり、旬が夏であったりするものは陰性食品が多く、体を冷やす効果があるとされています。陰性食品にはさまざまな種類がありますが、スイカ・メロン・ナス・きゅうりなど、ウリ科の食品が代表的です。
・カレーライス
辛味のある食品も陰性食品になります。さらに糖質も体温低下の原因になるため、カレーライスは体を冷やしてしまう食品だと言えるでしょう。カレーに含まれるスパイスには発汗作用があるため体が温まるように感じますが、実は体を冷やしてしまうのです。
・コーヒー
南方が産地であることに加え、カフェインが含まれているため体が冷えやすくなります。一日数杯飲んでいるという方は要注意です。
■冷えをとってくれる食べ物
陰性食品ではなく、陽性食品を摂取すると体が温まりやすくなります。陽性食品は冬が旬の食材や、北の寒い地域で生産されるものに多いです。
・タンパク質を多く含む食品
肉や魚、卵などのタンパク質を多く含むものは陽性食品にあたります。夏場に冷えを感じている方は進んで取り入れていきましょう。
・根菜
にんじんやごぼうのような根菜類も体を温めてくれる役割があるので、積極的に摂取すると良いでしょう。野菜を摂る際は生野菜ではなく温野菜にするなど、加熱して食べるのがお勧めです。
体を冷やす食べ物と冷えをとってくれる食べ物を知ることで、体が冷えすぎてしまわないように食事でコントロールすることができます。いつも陰性食品で作るおかずを陽性食品で作ってみるなど、手軽にできるところから始めてみてはいかがでしょうか。