健康や美容には「白湯」がいい? その理由と正しい飲み方とは
公開日:2019/11/15 / 最終更新日:2022/04/21
白湯とは、水を一度沸騰させて50℃くらいまで冷ましたお湯のことです。飲みやすいだけでなく、白湯には健康や美容にさまざまなメリットがあります。ここでは、白湯の効能と正しい飲み方について解説します。
■白湯を飲むメリット
・新陳代謝に効く
白湯を飲むと体内が温まり、内臓の動きが活性化します。内臓が活性化すると老廃物が排出されるため、便秘改善、むくみが取れる、美肌になるといった効果があります。
・ダイエット効果がある
血流が良くなることで体温が上がり、基礎代謝量もアップするため、ダイエットにも効果的です。白湯自体にヤセる成分が含まれているわけではありませんが、ヤセやすい体づくりのサポートをしてくれます。
・冷え性の改善
冬はもちろん、夏場でも女性の体は冷えがちです。冷え体質を改善するためにも、体を内側から温められる白湯を飲む習慣を取り入れると良いでしょう。
■白湯の作り方
水を入れたやかんを火にかけて沸騰させましょう。沸騰したら火を止めて、50~60℃くらいまで冷まします。体温からプラス20℃くらいが、体に吸収されやすい最適な温度です。
沸騰させる過程で不純物は取り除かれるので、水道水を使ってもかまいませんが、気になる方はミネラルウォーターを使用するのも良いでしょう。また、やかん自体をキレイな状態にしておくことも大切です。
■白湯を飲むタイミング
・朝起きてすぐ
起床後すぐは体がからっぽで、内臓も冷えている状態です。起きてからすぐに白湯を口にすることで血流が良くなるため、すっきりと目覚めることができます。ただし、起き抜けは口内に細菌が繁殖した状態なので、寝起きに白湯を飲む際は歯磨きをしてからにしましょう。
・食事の前後
白湯には内臓を活性化させ、消化の力や代謝を高める効果があります。食後30分くらいに、ゆっくり飲むと良いでしょう。ただし、食後すぐだと消化の力を弱めてしまうので注意してください。
また、食事前にも白湯を飲んでおくとドカ食いを防ぐことができるため、ダイエットにもお勧めです。
・寝る前
寝る前に白湯を飲んでおくことで、体が温まって入眠しやすくなります。また、眠っている間は水分が不足しがちですが、水分不足の予防にも寝る前の白湯は効果的です。
暑くなってくると冷たい飲み物を好みがちになりますが、白湯を飲むことでもたらされるメリットはさまざまあります。季節を問わず、白湯を飲むことを習慣づけてみてはいかがでしょうか。