すべては腸に通じている? 腸をととのえて健康美人になろう
公開日:2019/11/09 / 最終更新日:2022/02/01
腸の調子をととのえることで、健康面にもメンタル面にもポジティブな影響を与えることができるのをご存じでしょうか。今回は、腸が健康に与える影響について解説していきます。
■腸をととのえるメリット
腸は心身の健康と密接な関わりを持っていますが、腸内を健康的な状態にできていると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
・美肌になれる
腸が健康的な状態をキープできていると、自然なお通じが毎日できるようになります。老廃物を毎日排出していることになるので、新陳代謝が正常化し美肌効果が期待できます。
・ポジティブになれる
人が幸せを感じるときには、「セロトニン」という幸せホルモンが出ています。セロトニンは腸で作られているため、腸内環境をととのえることでポジティブになることができるのです。
・肥満防止になる
腸内環境が正常だと肥満になりづらいという研究結果があります。また、逆に太ってしまうと腸内環境が悪くなるという研究結果もあるため、腸内環境をととのえることは肥満防止につながるといえるでしょう。
■腸のととのえ方
ここまで、腸内環境の状況によってさまざまな影響が出ることをご紹介しました。それでは、実際どのようにすれば健康的な腸内環境にととのえることができるのでしょうか。
腸内には、3種類の菌が常に共存しています。体によい影響をもたらす「善玉菌」と、悪い影響をおよぼす「悪玉菌」、そしてどちらでもない「日和見菌」です。日和見菌は善玉菌の多い状況では善玉菌に、悪玉菌の多い状況では悪玉菌に変わる性質を持っています。日和見菌を善玉菌にするように、善玉菌が多い腸内環境にととのえられるとベストです。そうすることで、体にもメンタルにもよい影響をもたらすことができます。
■善玉菌を増やすためにできること
・食物繊維や乳酸菌を含む食材を摂取する
食物繊維は善玉菌のエサになるため、ニンジンやゴボウのような食物繊維がたっぷり含まれる食材を食べることで、腸内を善玉菌の多い環境にととのえることができます。
また、乳酸菌も食物繊維と同様に善玉菌のエサになるため、納豆や味噌などの発酵食品やヨーグルトを積極的に摂取すると良いでしょう。
腸は体だけでなく心の健康面も支えています。なんとなく調子が悪いという方は、まずは腸内環境をととのえることを心掛けてみてください。食物繊維や乳酸菌が多く含まれた食事を意識して、健康な腸を手に入れましょう。