冬の間に美白対策! 食べて体の内側から白さを取り戻そう
公開日:2019/10/24 / 最終更新日:2019/10/24
春から夏にかけては肌を露出することが増え、紫外線量も急増するため、多くの女性が日焼け対策や美白に力を入れます。ですが、美白対策に本気で取り組むべきなのは、春と夏の紫外線によりシミ予備軍が蓄積している冬なのです。
冬の間にリセットして本来の白さを取り戻し、来るべき紫外線の季節に臨みましょう。今回は、美白作用が期待できる食べ物について解説します。
■シミの原因はメラニン色素の沈着
シミの原因はメラニン色素の沈着です。メラニンは肌を守るために生成される色素で、紫外線を浴びるとメラノサイトと呼ばれる細胞で作られます。通常はターンオーバーと呼ばれる肌の新陳代謝によって、作られたメラニンがはげ落ちるのですが、ターンオーバーが乱れてしまうとメラニンが剥げ落ちずにそのまま沈着し、シミになってしまいます。
また、過度のストレスやタバコなどで活性酸素が増えることで、メラニンを作るメラノサイトを刺激してしまい、メラニンが多く産出されることもあります。
■美白に効果的な身近な食材
美白といえば、美白化粧品によるケアに注目しがちですが、体の内側からケアすることでより効果を実感できます。美白に効果的な食材は美肌にも効果があるので、美しい肌をキープしたい方はぜひ毎日の食卓に取り入れてみてください。
・シミを薄くするビタミンCとターンオーバーを促進するビタミンA
美白のために欠かせない栄養素はビタミンCとビタミンAです。ビタミンCはメラニンの沈着を抑え、シミを薄くする効果があります。
ビタミンCは「水溶性ビタミン」の一種で排出されやすいため、毎食摂りいれたい栄養素です。ビタミンAは排出されにくい特徴があるので、1日の必要量をまとめて摂取しても問題ありません。
美白に効果的なビタミンCを多く含む食材は、レモンやミニトマト、イチゴ、キウイなどです。トマトにはリコピンという「抗酸化作用」が高い成分も豊富に含まれているので、メラニンの抑制だけでなくコラーゲンの生成などの効果も期待できます。
ビタミンAは、うなぎやレバー、にんじんやほうれん草などに含まれています。中でもにんじんはβカロテンという強い抗酸化作用のある成分が豊富なので、美白だけでなく美肌にも効果的です。
・タンパク質も忘れずに!
私たちの肌の主成分はタンパク質なので、タンパク質も忘れずに摂取しましょう。お肉を食べるとカロリーが気になるという方は、鮭などの魚をお勧めします。
鮭にはアスタキサンチンという活性酸素を除去する働きのある成分が含まれているので、シミを増やす原因となる活性酸素を減らすことができます。また、メラニンの生成を抑える働きもあるので、美白には最適な食材です。
■体の内側から美白を目指そう
美白に効果的な食べ物は決して特殊なものではなく、毎日の食生活で簡単にとりいれられるものばかりです。食べ物で摂ることが難しければ、サプリで摂取しても問題ありません。大切なのは毎日続けること、です。もちろん、冬の間も紫外線対策は怠らないようにしましょう。