「ちょっと小腹が空いた」と感じる時、何を食べていますか？ 市販のダイエッター向け食品を食べる方や、空腹を満たすためにちょっとしたお菓子を食べる方が多いと思いますが、実はそういう時に食べるべき食品の一つに「ナッツ」があります。
ナッツはお酒のおつまみというイメージが強いですが、実は「ナッツダイエット」というものが存在するほど、美容と健康に最適なダイエッターの強い味方なのです。
そこで今回は、ナッツの魅力と健康効果について解説します。
■そもそもナッツとは？
ナッツとは、クルミやアーモンドなどといった硬い殻で覆われている「木の実」のことをいいます。ピーナッツもナッツの一つだと思われがちですが、ピーナッツはマメ科で土の中にできるものなので、木の実には分類されません。
ナッツにはミネラルやビタミン、ファイトケミカルなどの栄養素が豊富に含まれており、近年の研究では生活習慣病や心疾患の改善、がんの予防に効果的であることも分かっています。
・1日の摂取量目安
1日に食べるといいとされている量は、アーモンドが25～30粒、クルミが6粒程度とされています。ナッツの種類によって摂取量の目安は異なるので、事前に調べておくようにしましょう。
・注意点
ダイエットに効果的とされているナッツ類ですが、カロリーが高いので食べ過ぎると逆に太ってしまいます。1日の摂取量を目安に、適度に食べるようにしましょう。
また、ナッツには酸素に触れることで酸化しやすくなってしまう「不飽和脂肪酸」が含まれているので、封を開けたらなるべく早めに食べきるように注意しましょう。
■抗酸化力が高いナッツ×ビタミン豊富なナッツでより美肌に
ナッツの魅力は、種類によってさまざまな美容効果をもたらしてくれることです。アーモンドには「ビタミンE」や「オレイン酸」など、抗酸化力の高い成分が含まれているので、アンチエイジング効果が期待できます。食物繊維も豊富なので、お通じの状態の改善にも効果的です。
くるみの薄皮にはポリフェノールが多く含まれています。アーモンドと一緒にくるみを薄皮ごと食べることで、さらなる抗酸化作用が期待できるのです。
美肌のためにナッツを食べる際は、アーモンドとくるみをメインにするとより効果が期待できるでしょう。
■栄養価が高いから少量でも満腹に
先述したようにナッツはカロリーが高めですが、その分栄養価も高いため少量でも脳が満足し、食べ過ぎを防いでくれる優秀な食材です。ナッツを間食に食べることで、カロリーオーバーによる体重増加を防止できます。
毎日の食事を変えなくても、ナッツをプラスするだけで痩せやすくなる上にお肌もキレイになり、健康効果も期待できます。辛い食事制限は耐えられないという方は、日々の間食にナッツを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
