冬の冷えを解消するために「あえての高カロリー食」を
公開日:2019/11/30 / 最終更新日:2022/05/11
冬に体が冷えると寒くて辛いだけでなく、便秘や肌荒れ、生理不順や肩こり、太りやすいなどの弊害があります。筋トレや有酸素運動で体を温めるのも効果的ですが、体の内側から温めることでさらに冷えを改善できます。
冬の冷えを解消するために今回ご紹介するのは「高カロリー食」です。カロリーの摂りすぎに気をつけている女性にとっては、驚いてしまう話かもしれませんが、高カロリーの食材は人間の体にとって必要不可欠なものなのです。
今回はそんな高カロリー食と冷えの関係性について解説します。
■体を温かくするためには「油」を摂ろう
油と聞くと、女性の大敵やダイエットには不要なもの、と考えてしまいますが実は人間の体には油が必要不可欠です。人間に必要な三大栄養素は「脂質・糖質・タンパク質」。体を動かす源となるのが脂質、つまり油と言われています。油を取らなければ、体は冷えたままになってしまいます。
体温が上がれば基礎代謝もアップするので、油を摂ったら太るわけでなくむしろ体を燃やすのです。
油には体を動かしたり温めたりする役割だけでなく、心臓などの筋肉を動かす時の潤滑油としての役割も持っています。お通じの際にも、油は滑りを良くする働きがあるので、油が不足すると便利の原因になることもあるのです。
ダイエットや健康志向の方には悪者にされがちな油ですが、実は体にとってはとても重要で必要な成分と言えます。
■お肉の油ではなく魚の油がお勧め
美容と健康のために油を摂るのであれば、「不飽和脂肪酸」と呼ばれる油がお勧めです。具体的にはお魚の油や、えごま油、シソ油などがよいでしょう。
外食するなら焼肉やすき焼きではなく、お寿司や天ぷら、カルパッチョ、お刺身などの魚メニューを選ぶと良いでしょう。自炊する時にえごま油やシソ油、オリーブオイルを使うとカロリーは高くても太りづらく、様々な美容健康効果も期待できます。オリーブオイルをたっぷり使った魚介のアヒージョは、まさに美容と健康のための高カロリー食と言えるでしょう。
■油を避けるのではなく油を選んで体を燃やそう
油だからといって全てを避けるのではなく、よい油を選ぶことが大切です。ダイエットをしているからといって、油を避けて低カロリー食にこだわってしまうと、体温が上がらなくなり体が冷えて痩せづらい体になるなど、美容と健康に悪影響を与えてしまいます。
冷えを解消するために「あえて高カロリー食」をチョイスして、この冬を乗り切りましょう。