冬こそワキガに要注意。臭いが強まる理由と対策方法
公開日:2019/12/16 / 最終更新日:2022/05/11
ワキガが気になる季節といえば、汗がでやすい夏というイメージ。しかし、汗をかきにくい冬でもワキガの臭いが強くなることがあります。注意をしないと、夏よりも臭ってしまうことがあるのです。
では、どういった理由で冬のワキガ臭が強くなるのか、臭いを抑える方法とあわせてご紹介します。
冬のワキガが強くなる理由とは
厚着によって汗や臭いがこもる
冬は少しでも寒さを和らげるために、衣類を重ねて厚着をします。しかしその分、衣類の通気性が悪くなるため、汗や臭いが脇の下にこもることになります。また、汗が蒸発しにくいため、雑菌も繁殖しやすくなります。その結果、ワキガ特有の臭いが強くなってしまうのです。
水分不足によって汗の濃度が高まる
冬は喉が渇きにくいうえに、体が冷えるのを避けるために自然と水分を摂らなくなります。すると、知らず知らずのうちに体は水分不足になり、汗の濃度が高まります。汗に含まれる老廃物の量が増えるため、臭いが強くなりやすいのです。
冬に必要なワキガの対策方法
制汗剤を使用する
ワキガの臭いを抑えるためには、冬でも制汗剤を使うことが大切です。寒いと制汗剤をつけるのが億劫になりますが、朝の着替えるタイミングなどに忘れず使用しましょう。清涼感のあるスプレータイプが冷たく感じる人には、刺激の少ないクリームタイプの制汗剤がお勧めです。
脇汗をこまめに拭き取る
寒い冬でも、暖房や厚着などの影響で意外と汗をかいています。少しでも汗ばんだら、そのつどボディシートなどで汗を拭き取りましょう。殺菌・防臭効果のあるボディシートを使うと効果的です。拭き取った後は制汗剤を塗り直すことで、さらに臭いを軽減できます。
水分補給を忘れない
汗の濃度を薄めるためには、こまめな水分補給が必要不可欠です。たとえ喉が乾かなくても、2~3時間に一度はコップ1杯の水分を摂るようにしましょう。冷たい飲み物やカフェイン入りのドリンクは体の冷えを招くので、温かいノンカフェインティーや白湯がお勧めです。
運動や入浴でこまめに汗をかく
冬は汗をかく機会が減るため、汗腺の機能が衰えがちです。汗腺が衰えると、ワキガの原因となるアポクリン腺からの分泌物が増え、臭いがさらに強くなってしまいます。汗をかきにくい冬こそ、発汗作用のある有酸素運動や半身浴などを行って、汗をこまめにかきましょう。
冬は汗の量が減りますが、それと反比例するようにワキガの臭いは強くなっていきます。冬こそ十分なワキガ対策で、臭いに悩まされない爽やかな毎日を手に入れましょう。