エラ張り解消は意外と簡単! 咬筋ほぐしですっきりシャープに
公開日:2019/10/16 / 最終更新日:2022/06/20
エラが張り、顔全体がベース型のようになっている方は、骨格ではなく発達した咬筋が原因かもしれません。咬筋が原因であれば、エラ張り解消のために自宅や会社でできる簡単なマッサージや日頃の心掛けで改善することができます。
咬筋でエラが張ってしまう原因と、手軽に実施できる咬筋ほぐしマッサージの仕方をご紹介します。
■咬筋の基礎知識
・咬筋とは
咬筋とは、ものを咀嚼する時に使う顔の筋肉の一種です。
上あごと下あごをつないでおり、ここに手を当てて口を開け閉めすると筋肉の動きを実感することができます。
・咬筋でエラが張る理由とは?
咬筋が発達し、筋肉が大きくなる原因の一つに歯ぎしりや食いしばりがあります。
主に寝ている間にしていることが多く、中には自分が歯ぎしりをしていることに気づかない方もいます。起きた時に何となくあごのあたりがだるく感じる場合も、歯を食いしばっている可能性が高いです。
歯ぎしりや食いしばりが習慣づいていると筋肉が疲労してしまい、凝りを生みます。咬筋の凝りは顔の血流を妨ぎ、エラの周辺に余分な水分や老廃物が溜まる原因にもなるため、エラが硬く肥大化し、エラ張り顔になってしまいます。
・咬筋のコリチェック
口の力を抜き、フェイスラインに両手を当てたあと奥歯を噛み締め、厚みのある筋肉が出てくることを確認します。力を抜いてもその筋肉が鉄板のように硬い場合は、咬筋が発達している可能性が高いです。
咬筋に左右差を感じる場合は、片側に負担がかかっていることがあるため顔の左右非対称につながります。
■咬筋ほぐしの方法
・耳たぶを回すマッサージ
簡単にできるマッサージの一つが、耳たぶを指でつかんでクルクル回す方法です。耳部分は咬筋とつながっているため、耳たぶを揺らすように軽い力で回すことで、咬筋をほぐすことができます。
・指4本を使ったマッサージ
手を握り、親指以外の第2関節部分で咬筋を左右同時に上下にほぐします。強くしすぎないように、少し痛気持ちいいくらいの強さで20回ほど行いましょう。
・親指を使ったマッサージ
まず親指を口の中、奥歯の外側に向かって入れます。親指以外の指は頬の外側に置いておきましょう。口を軽く開け、指を使ってエラ部分を外側と内側からつかんだら、親指で押し出すようにしながら優しくマッサージします。
また、体に合わない枕が歯ぎしりを引き起こしていることもあります。合わない枕は首や頭の筋肉の凝りを引き起こす原因にもなるため、タオル枕を試してみるのもお勧めです。
丸めたバスタオルを首の下に置いて、頭や首、肩の緊張が抜ける高さに調整してみましょう。
その他にも就寝時の歯ぎしりが気になる場合は、マウスピースで防止することも咬筋のコリ解消につながります。
咬筋ほぐしは、自宅でも簡単に行うことができます。時間に余裕を見つけてこまめに実践することで、綺麗な卵型の輪郭に近づくことができるかもしれません。
エラの張っていないすっきりとシャープな顔を目指すなら、ぜひ咬筋ほぐしを実践してみてください。