若い人も悩んでる?首の汗は自律神経の乱れから
公開日:2016/05/23 / 最終更新日:2020/12/18
この記事の目次
- 気になる首の汗
- 自律神経とは
- 自律神経の乱れを改善するには
気になる首の汗
首に大量の汗をかくのは、更年期障害のホットフラッシュという症状が原因かもしれません。一方、更年期障害を迎える前の若い人でも、首の汗に悩まされる人はいます。更年期になると自律神経が乱れることにより、体温調整が難しくなりますが、若い人でも自律神経が乱れることで、首になどの部位に汗をかき、悩まされることがあります。
そもそも、自律神経とはどういったものなのでしょうか。
自律神経とは
自律神経とは、自分で意識せずとも身体の色々な機能を整えてくれる神経のことです。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つがバランスよく活動することで、体調や精神をうまく整えています。このうち汗を操る交感神経が不調になると、コントロールが出来なくなり、全身、または局部的な汗に悩まされる原因になります。
自律神経が乱れると、汗だけでなく身体や精神的な不調に陥ることもあります。自律神経の乱れがひどい場合には、自律神経失調症になることも少なくありません。病気とまではいかなくても、不規則な生活になりがちな現代人は、自律神経が乱れやすい傾向です。
首に異常に汗をかいて悩んでいる人は、自律神経の乱れを疑ってみましょう。
自律神経の乱れを改善するには
自律神経を正常な状態にするには、ストレスを感じにくい健全な生活を送ることが重要です。普段からあまり健康的でない生活をしていたり、不規則な生活をしていると自律神経は乱れがちになります。
食生活の改善も大切です。外食ばかりの人は、自炊などで栄養の偏らない食生活を送りましょう。ビタミンB群やビタミンC、カルシウムを含んだ食材を満遍なく食べることで、ストレスは感じにくくなります。
運動不足気味な人は、軽い運動を取り入れると自律神経を活性化させ、正常に働かせる効果をもたらします。ストレッチやウォーキングなど、少しの運動でも効果的です。また、運動により自ら汗をかいておくことで、突然の汗をかかないような予防にもなります。
自律神経の乱れは、更年期だけではなく若い人にも起こります。首に汗をかく場合には、日々の生活に気を配り、自律神経を整えることを意識しましょう。