ほくろの膨らみは、恐ろしい病気の可能性あり?!
公開日:2016/08/17 / 最終更新日:2024/03/12
この記事の目次
- ほくろの膨らみは、恐ろしい病気の可能性あり?!
- ほくろの膨らみは、全てが悪性というわけではない
- ほくろが“突然”膨らんできた場合は要注意!
- 気になるほくろに対しての対処法
ほくろの膨らみは、恐ろしい病気の可能性あり?!
皆さんはこれまで、ほくろの大きさが変わったり、膨らんだりした経験はありますか? 突然、ほくろの変化や膨らみに気が付いたらびっくりしますよね。「何かの前ぶれかな?」「まさか病気かな?」なんて不安になってしまうこともあるかと思います。今回は、そんな「ほくろの膨らみ」について解説します。
ほくろの膨らみは、全てが悪性というわけではない
ほくろの膨らみを見つけたら、「悪性の腫瘍ではないか」と不安になると思いますが、ほくろが膨らんだからといって病気に直結するわけではありません。ほくろができたばかりのときは、ゆっくりと成長していき、その過程でほくろが膨らむ場合があるためです。顔では丸く膨らむケースが多く、体ではイボのように膨らみをもつ場合があり、いずれも柔らかいという特徴があります。こうした理由で、ほくろが膨らむケースもあるので、ほくろの膨らみを見つけたからといって、すぐに病気だと決めつけて悲観する必要はありません。
ほくろが“突然”膨らんできた場合は要注意!
注意が必要なのは、それまであったほくろが“突然”膨らんできたときです。急激に膨らむ場合は、「メラノーマ」という恐ろしい病気にかかっている可能性があります。メラノーマは、「ほくろのガン」とも呼ばれており、悪性度が非常に高く、他の臓器への転移も早いといわれている病気です。ほくろの膨らみにあわせて出血もある場合はメラノーマなどの病気にかかっている可能性が高いので、すぐに皮膚科を受診しましょう。また、「いつから膨らんできたのか分からない」「何となく膨らんだ気がして心配」という場合でも、医療機関を受診しておくと安心です。
気になるほくろに対しての対処法
悪性でないと分かったほくろに対しては、紫外線に当たるのを防いだり、ほくろを刺激したりしないといったことで、膨らみが進行するのを多少防ぐこともできます。ただ、膨らみがあり、直径3ミリを超えてきたほくろの場合は、見た目の問題からほくろを除去する人が多いようです。現在は、レーザー治療などでほくろをキレイに除去する技術も進んでいるため、巨大なほくろでない限りは、大がかりな手術を受ける必要もなく、施術自体もすぐに終わることが多いようです。ほくろの膨らみに気づいたらまずは医療機関を受診し、悪性ではない場合はほくろを大きくさせない対策をとってみてはいかがでしょうか? また、ほくろが気になる人は、気軽に受けることができるレーザー治療などで、ほくろを除去するというのも選択肢の1つとして検討してみましょう。