PMSの肌荒れに悩む方必見! アイテムを使い分けて美肌を目指そう
公開日:2019/07/27 / 最終更新日:2022/05/19
生理前の肌荒れやおなかの張り、頭痛や眠気などの症状をPMS(月経前症候群)といい、女性の多くがPMSの症状に悩んでいます。特に顔の肌荒れは人から見られる機会も多いため、一つ吹き出物ができただけでも憂鬱な気持ちになってしまいます。PMSの肌荒れを改善するにはスキンケアアイテムの使い分けが大切です。
今回は、生理前に肌荒れが起こりやすい理由やスキンケアアイテムの使い分けについてご紹介します。
生理周期と肌荒れの関係
生理前の肌荒れにはエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンが大きく関係しています。
エストロゲンは卵巣から分泌され、卵胞ホルモンとも呼ばれます。主に卵巣の調子を整えて排卵をスムーズに行う役割を担っていますが、過度な皮脂の分泌を抑えたりコラーゲンの合成を促したりして肌のバリア機能を整えるという働きもあります。
一方のプロゲステロンは黄体ホルモンと呼ばれ、主に子宮内の環境を整え妊娠が成立するための重要な役割を持ちます。黄体ホルモンにはコラーゲンの合成を抑える、肌の角質層を厚くする、皮脂の分泌を促すといった働きがあります。生理前に黄体ホルモンが増えて肌のバリア機能が弱まることで、ニキビができやすくなります。
PMSに備えたアイテムの使い分けが大切
2つのホルモンの分泌量に合わせてスキンケアの方法を変えることで肌荒れ改善を期待できます。
・生理前にお勧めのスキンケア
生理前は黄体ホルモンの割合が増えて皮脂の分泌が促されるため、洗顔をしっかりと行って皮脂を洗い流すことが大切です。保湿に使用する化粧水や乳液はさっぱりとしたテクスチャーのものに変え、余分な油分を与えないことがポイントです。肌のバリア機能が低下しているため、敏感肌用のスキンケアアイテムを使用することもお勧めです。PMSで毎回ニキビができるという方は、ニキビ予防効果のある化粧水や美容液を使用すると効果的です。
PMSの肌荒れ対策の第一歩は自分の生理周期やホルモンバランスの変化を把握するところから始まります。生理前や生理中など、それぞれの時期に合わせてスキンケアアイテムを使い分け、PMSの肌荒れから解放されましょう。
・生理中にお勧めのスキンケア
生理中は黄体ホルモンから卵胞ホルモンへと分泌されるホルモンの割合が変化し、特に肌荒れしやすい時期です。皮脂の分泌量が徐々に減っていくため、スキンケアアイテムはさっぱりとしたテクスチャーのものから敏感肌用のものへ変更しましょう。
新しいスキンケアアイテムを試したり、顔のうぶ毛をシェービングしたりといった肌への刺激となる行為を避けることも肌荒れ対策となります。さらに、スキンケアにプラスして大豆や納豆などのイソフラボンを意識して取り入れたり、十分な睡眠をとったりすることも生理中の肌荒れ予防を行ううえで重要です。
PMSの肌荒れ対策の第一歩は自分の生理周期やホルモンバランスの変化を把握するところから始まります。生理前や生理中など、それぞれの時期に合わせてスキンケアアイテムを使い分け、PMSの肌荒れから解放されましょう。