その肌荒れの原因は汗かも? 正しい汗対策で肌荒れを防ごう
公開日:2019/07/17 / 最終更新日:2022/05/20
夏になると、汗を拭く機会の多い顔や首のまわりが、かゆみやヒリつきなどの肌荒れを起こしやすくなります。夏の汗と上手に付き合っていくにはどうすればよいのでしょうか?
今回は汗が原因で起こる肌荒れや、汗をかいたときの対処法についてご紹介します。
汗によって起こる汗荒れ
気温が高くなる夏は、外に出たり少し体を動かしたりするだけですぐに汗をかいてしまいます。汗をそのまま放置しておくと、さらに深刻な肌トラブルを起こす可能性があります。
汗をかいた肌は次第にふやけ、その状態が続くと潤いを保つためのセラミドが不足して肌のバリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下した敏感な肌に汗の成分が浸透することで、赤みやかゆみを起こします。
汗荒れは汗が溜まりやすい腕や足の関節の内側、洋服との摩擦が起きやすい腰まわり、皮膚の薄い首まわりなどにできやすいのが特徴です。汗荒れを起こした肌はかゆみを伴いやすく、爪でかきむしることでさらに悪化してしまいます。重症化する前に皮膚科で診てもらいましょう。
こまめな汗のケアで肌荒れを予防
あせもや汗荒れを起こさないためには、汗をかいたときに正しく対処することが重要です。さらに、毎日の保湿ケアでバリア機能が乱れないよう心掛けることも忘れてはいけません。
・洗い流して対処
汗荒れ予防の基本は汗をこまめに拭き取ることです。もちろんタオルでゴシゴシと拭き取るのではなく、優しく押さえるように汗を拭き取るのがポイントです。汗をかいてデリケートになった肌表面を傷つけないように、タオルと肌の摩擦を抑えることを意識しましょう。
また、首まわりや腕の関節に汗をかいたときはできるだけ洗い流すか、おしぼりを使って拭き取るのがお勧めです。体の節々にかいた汗はシワの間に溜まりやすいため、一度水で洗い流すことで汗がしっかりと流れるだけでなく、肌のベタつきによる不快感も軽減できます。
・セラミド入りのアイテムで保湿
こまめに汗を拭き取るのと同様に大切なのが保湿ケアを行うことです。汗を洗い流した後や入浴後は化粧水やクリームを使い、全身にしっかりと保湿を行いましょう。
汗荒れによってバリア機能が乱れた肌に特にお勧めなのが、バリア機能を助ける役割を担うセラミド入りの保湿剤です。顔や首まわりにはもちろんのこと、意外と乾燥しやすい手足にもしっかりと保湿剤を塗って汗荒れから肌を守りましょう。
汗をかくのは健康や美容のためにも良いことですが、汗を放置すると肌トラブルにつながってしまいます。汗をこまめに拭き取ることや保湿を丁寧にすることを心掛け、敏感になりやすい夏の肌を労りましょう。