アンチエイジングにもOK! ケミカルピーリングの効果
公開日:2019/10/01 / 最終更新日:2022/02/01
ケミカルピーリングは、薬剤を皮膚に吹きかけて皮膚の毛穴汚れや古い角質を取り除き、肌の表面を滑らかに整えることで美肌に導く施術です。
古代エジプト時代のクレオパトラが、肌の滑らかさを得るために乳酸バスに浸かっていたことから始まり、欧米での研究を経て1994年に日本に伝わりました。
ニキビ肌の治療や美容目的で取り入れられるようになり、アンチエイジングにも効果的だとして多くの女性たちからの支持を得ています。
ここでは、ケミカルピーリングがもたらす若返り効果についてご紹介します。
■ケミカルピーリングの効果とは?
・ターンオーバー促進
年を重ねるとターンオーバーが滞り、肌の表面の角質が厚くなることでくすみや乾燥、ごわつきなどが起こりやすくなります。
しかし、ケミカルピーリングにより角質を人工的に柔らかくすることで、新しい肌細胞への生まれ変わりを促し、ターンオーバーを促進することができます。
・シミの改善
ターンオーバーがスムーズであれば、出来てしまったメラニン色素は肌に色素沈着を起こさないうちに余分な角質細胞と一緒に剥がれ落ちて排出されます。しかし、加齢でターンオーバーの周期が長引くようになると、メラニン要素がシミや顔全体のくすみとして定着します。これが何度も繰り返されることで色が濃くなったり、数が増えたりしてしまうのです。
ケミカルピーリングを行うとターンオーバーが促進されるため、シミやくすみの改善につながります。
・ニキビ予防、ニキビ跡改善
大人ニキビは、余分な角質が剥がれ落ちずに毛穴に詰まり、炎症を起こすことで発生します。
初期段階のニキビは、ケミカルピーリングを行うことで赤ニキビになるのを防ぐことができます。またニキビ跡の色素沈着や赤みにも効果的です。
■ケミカルピーリングの方法と頻度
・方法
ケミカルピーリングは、美容皮膚科などのクリニックで受けることができます。
クリニックでの施術は、医師や看護師などの資格保持者が行います。赤みやかゆみが現れた時など、万が一のトラブルの時にも診察や薬の処方を受けられるので安心です。
エステサロンでケミカルピーリングを行っているところもありますが、医療の資格がないため診察や薬の処方などを行うことができないので、クリニックで受けるのがお勧めです。
・施術頻度
ケミカルピーリングは、効果を得るためには最低でも月1~2回のペースで約3~5回の施術が必要です。肌荒れを防ぐためにも、余計な刺激を与えない頻度で行いましょう。
ピーリングを行った後はしっかりと保湿を行い、顔そりを控え、日焼けしないように注意することが大切です。
アンチエイジングのために日頃から丁寧なお手入れを心掛けているのに、なんだか納得のいく肌状態を得ることができないと思っているのなら、一度ケミカルピーリングを試してみてはいかがでしょうか。