口呼吸がたるみ顔を作ってしまう理由と対策
公開日:2017/03/19 / 最終更新日:2019/08/25
しわ・シミ・たるみは、肌の老化の象徴ともいわれるトラブルです。
中でもたるみは、どれだけ肌の状態が綺麗でも5歳ほど老け込んだ印象を持たれてしまいます。
そんなたるみに、呼吸方法が関係していることをご存知でしょうか?
今回は、口呼吸とたるみの関係についてご紹介します。
口呼吸は筋肉を甘やかす?
呼吸法といっても、肌のたるみを引き起こすのは口呼吸だといわれています。
鼻呼吸をしている時は、口を閉じるために口輪筋や笑筋など頬や口周辺の筋肉を無意識に使っているのですが、口呼吸をすると口周りの筋肉を使わなくなりますよね。
筋肉は使わないと衰退してしまうので、筋肉が衰えて皮膚を引っ張る力が弱くなるのです。
普段、呼吸法をそこまで気にされている方は少ないですが、口呼吸が慢性化すると筋肉はどんどんと衰退して、皮膚をリフトアップしてくれるものが無くなってしまいます。
この影響により、ほうれい線や顎のたるみなどを引き起こし、老け込んだ顔を作ってしまうのです。
また、口輪筋や笑筋は頬・目元・頭皮などデコルテ部分全ての筋肉と繋がっているので、緩んでしまうと顔全体、頭皮までもがたるんできてしまいます。
試しに今、口を閉じて10分ほど鼻呼吸を行ってみてください。
「口を閉じているのが辛い」「息苦しく感じる」「顎が疲れる」という方は、口呼吸が慢性化しているかもしれません。
花粉症・鼻炎・幼児期の過ごし方・骨盤の歪みなど、体質や生活環境で口呼吸が定着してしまっている方も多いので、一度意識して自分はどの程度口を使って呼吸をしているのか調べてみると良いでしょう。
口呼吸・肌のたるみを改善するコツ
口呼吸を改善することで、顔のたるみも同時に改善することが出来ます。
生活習慣は意識をしないと改善するのが難しいので、継続して鼻呼吸をするクセを付けましょう。
ここで、口呼吸・肌のたるみを改善する方法を紹介します。
・睡眠時はマスク
口呼吸を行っている人は、睡眠時にも無意識に口呼吸を行っています。
睡眠時は意識して口呼吸を改善することが出来ないので、マスクを口だけにかぶせ、鼻呼吸を促していきましょう。
マスクをしているだけで口の乾燥や菌の侵入も防げるので、健康対策にもなりますよ。
・時間を制限して鼻呼吸
1日の中で2時間でもいいので、意識して鼻呼吸をする時間を作りましょう。
最初はとてもストレスに感じるかもしれませんが、少しずつ慣れて来て、徐々に鼻呼吸の時間を増やすことが出来るはずです。
通勤中やオフィスでの時間を使い、鼻呼吸の習慣を付けてみてください。
・ペットボトルエクササイズ
- 500mlのペットボトルを用意する
- 8分の1程度水を入れ、唇だけでくわえる
- 10秒間を1日3セット行う
重さに慣れてきたら、少しずつ水を足していきましょう。
効果的に表情筋を鍛えるので顔が疲れますが、しっかりと効果を得ることが出来ます。
・たるみを改善してから口呼吸に
口呼吸からのたるみ解消のアプローチではなく、たるみを改善してから鼻呼吸をしやすい環境を作っていく方法もオススメです。
美容皮膚科などで筋膜を刺激してリフトアップし、肌も筋肉も引き締めた状態から口呼吸対策を行えば、より効果も出やすくなります。
口呼吸は、意識して改善しないとどんどんと習慣として体に染みついてしまいます。
老け込んだ顔を作らないためにも、しっかりとケアを行っていきましょう。