リンゴを温めて食べて美容効果! イキイキした腸へ
公開日:2017/05/08 / 最終更新日:2019/08/23
健康や美容のために特定の食べ物を意識して食べているという方も多いはず。体に良い食べ物は本当にたくさんあるものです。
今回はその中でもリンゴの魅力についてご紹介します。
2種類の食物繊維
食物繊維は大きく2つに分けると、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維があり、リンゴには両方の食物繊維が含まれています。
不溶性食物繊維
大腸の中の消化されなかった食べ物などを絡めながら便となり排出されます。また、腸の調子を整え、乳酸菌などの善玉菌の繁殖を助けます。
水溶性食物繊維(ペクチン)
水に溶けやすくドロドロしている繊維で、胃腸内をゆっくり移動することで食欲を抑えます。また、腸の中でコレステロールを吸着し排出することで、血中コレステロールを減らし血液をサラサラにする効果もあります。
リンゴポリフェノールが肌をサポート
リンゴの皮に含まれる「リンゴポリフェノール」には、主にプロシニアジンを多く含んでいます。強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素の除去、血流の改善をするなどさまざまな効果が得られる他、アトピー性皮膚炎、シミの元であるメラニン色素の過剰生成を抑えるなど、美肌の効果も得られます。
活性酸素の対抗処置に「朝のホットリンゴ」
リンゴをそのまま食べるのも良いですが、温めることで美容効果をさらに引き出してくれます。
加熱されたリンゴは抗酸化力が高まるほか、ペクチンオリゴ糖が増え吸収率も高くなります。腸内のビフィズス菌はペクチンオリゴ糖を餌にして腸内に増えるので、整腸作用にとても効果的です。またペクチンオリゴ糖は高血圧の抑制する効果も得られます。
腸が弱っている場合、善玉菌が減っている状態から戻さなければなりません。リンゴを温めることで善玉菌をより効果的に増やすことができます。
このとき皮をむかないで食べると良いでしょう。リンゴは、実と皮の間に水溶性の食物繊維(ペクチン)が多くあり、皮ごと温めることで植物繊維であるペクチンが分解され、ペクチンオリゴ糖を多く得られるからです。
温めたリンゴを皮ごと食べることで、腸内の環境がさらに改善されていきます。
毎日、ホットリンゴを食べるにはリンゴ4等分か8等分にカットし、電子レンジで2~3分温めれば効果は得られます。ぜひ試してください。
すりつぶしても十分に効果を得られますので、いろいろ工夫ができ調理のレパートリーも多くなるかもしれませんね。腸と肌の調子を整えたい方には、朝のリンゴを毎日の習慣にしてはいかがでしょうか?