肩甲骨のせい? 体が厚く見える原因と解消エクササイズ
公開日:2017/06/17 / 最終更新日:2019/08/23
横から見た時に体が分厚く見えるのは、もともとの骨格や筋肉、脂肪も関係していますが、肩甲骨の歪みが原因の場合もあります。なぜ肩甲骨が歪んでいると、体が分厚く見えるのでしょうか。
肩甲骨が歪む原因と、歪みを治して脂肪を燃焼させる肩甲骨ダイエットの方法をご紹介します。
肩甲骨が歪むと体が分厚く見える原因
肩甲骨とは、背中上部にある三角型をした骨のことです。肩甲骨は腕の骨と連動しており、腕を動かすことで肩甲骨が横にスライドするように引っ張られます。
実は肩甲骨は、健康のバロメーターとも言われるほど大事な部分で、この骨に歪みが生じてしまうと、体全体のバランスが悪くなり肩こりや浮腫みの原因となってしまいます。
肩甲骨が歪むといわれてもイメージしづらいかもしれません。正しくは、骨そのものが歪むというより、骨同士がズレている状態のこと。骨の位置がズレることで体が分厚く見えてしまうのです。
特に利き腕は前方の筋肉が緊張しやすくなっているため、筋肉に引っ張られるようにして肩甲骨がズレてしまうのです。肩甲骨の位置がズレることで、周辺の筋肉までもが緊張状態となってしまい、結果肩こりや浮腫みが生じてしまいます。腕や肩が浮腫むと、横から見た時に体が分厚く見えてしまうというわけです。
また猫背で姿勢の悪い方は、内側に肩が丸まってしまうため、分厚くだらしのない体型に見えてしまいます。
肩甲骨エクササイズでダイエット!
肩甲骨を動かすだけでダイエットができると聞いて、驚いた方も多いのではないでしょうか。実は肩甲骨には褐色脂肪細胞という脂肪の燃焼を促進する細胞があるため、エクササイズを行うことで痩せやすい体に変えることができるのです。
・肩甲骨くるくる回し
一番簡単なストレッチ法です。
肘を外側に開き、腕を肩の高さまで上げて手で肩を掴むように触ります。この状態で腕をぐるぐると回すと、肩甲骨周辺の筋肉が刺激されて脂肪燃焼効果が高まります。腕を回す時には肩甲骨も同時に動かすことを意識しましょう。
・上下横に動かすエクササイズ
1.足を肩幅まで開き、肘を伸ばして両腕を頭の上で手のひらをくっつけます
2.手のひらを外側に向けて、肩甲骨が背中の中心に寄るように肩の高さまで、肘を曲げながらゆっくりとおろしていきます
3.背筋をピンと伸ばしたまま、肘から手先だけを前方へと180度下ろします
・二の腕引き締めエクササイズ
1.腕を横に肩の高さで横に上げ、肘を直角にし、手のひらを上に向けます
2.肘を曲げたまま手を下へと下げます。肘下はだらんと垂らし、吊り下げる状態をキープしてください
肩甲骨が刺激されるだけでなく、二の腕の筋肉が引き締まりシェイプアップ効果も期待できます
・道具を使ってエクササイズ
背面でタオルの端を両手に持ち、片方の腕を上に、もう片方の腕を下に下げた状態にし、肩甲骨中心に寄せるように腕を体の外側へ伸ばすだけでもエクササイズになります。
チューブがある方は、片足でチューブを踏み、背中側を通して反対側の腕でチューブを掴むエクササイズもお勧めですよ。
肩甲骨エクササイズを行うことで歪みを治し、脂肪を燃焼させることで体の厚みを改善することができます。とてもお手軽な方法ですので、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。