爪は健康の大事なサイン! 指先から知る体の状態
公開日:2019/05/09 / 最終更新日:2019/07/30
身だしなみのために爪を磨いたりネイルをしたりする女性は多くいますが、健康状態のチェックのために爪を見ている人はどのくらいいるでしょうか? 爪がいつもと違う色や形をしていたり、伸びるのが遅かったりする場合は体調不良や疾患が原因の可能性もあります。
今回は爪と体調の関係や美しい爪に必要な栄養について見ていきましょう。
爪と体調不良の関係
健康な爪は表面がなめらかで毛細血管の色が透けて見えるため薄いピンク色ですが、体調によっては爪の色や形が変化することがあります。
・線が入っている爪
爪に入る横線は体調不良やストレスが原因で起こるといわれています。食生活をはじめとした生活習慣を見直してみましょう。
縦線の場合は加齢や乾燥による影響が大きいといわれています。乾燥対策を行い、爪に潤いを与えるよう心掛けましょう。
・反り返っている爪
爪の中央がへこみ先端にかけて反り返っている状態は、鉄分不足が原因の重い貧血である可能性があり、女性に多く見られます。正しい食生活に加え市販薬を使用する、病院に行くといった対策をとりましょう。
・白い、青白い爪
爪の色が白っぽい場合は貧血だけでなく、内臓疾患などが疑われることもあるため注意が必要です。
青白い場合は、貧血気味で血色が悪くなっていることが考えられます。
・黄色い爪
黄色っぽい爪は栄養不足や全身疾患が原因の場合があるので、心配な方は病院で診察を受けましょう。
その他にもネイルを落とすとき、除光液を使いすぎると爪が黄ばんでしまうことがあります。磨けば落ちることがありますが、ネイルをするときはベースコートを使用したり、定期的にマニキュアを落としたりするなどの対策が必要です。
美しい爪を育てるために
手の爪は1日で約0.1ミリ伸びるといわれており、新しい爪を作るには爪の主成分となる栄養素を摂らなければなりません。
爪を作るのに必要な栄養はたんぱく質やアミノ酸、カルシウム、亜鉛、ビタミンなどです。それぞれの栄養素を含む肉類や魚介類、乳製品や果物などをバランスよく摂ることが健康で美しい爪に繋がるので、普段の食生活を意識しましょう。食事だけで摂るのが困難な場合はサプリメントで補うのもお勧めです。
普段はネイルをしているという方も、一度自分の爪を確認してみると体の不調に気づくことがあるかもしれません。爪の状態を確認することは体調管理にも繋がるため、体の中からしっかりケアをしてキレイな爪を手に入れましょう。