辛いものと肌荒れには関係がある? 肌を守る食べ方とは
公開日:2018/06/05 / 最終更新日:2022/07/13
辛い食べ物には発汗作用があり、ただ美味しいだけではなくダイエットにも効果的だと言われており積極的に食べている女性も多いはず。食材や香辛料などさまざまな「辛いもの」が私たちの食生活には溢れていますが、「辛いものを食べた後は、なぜか肌の調子が悪い……」と思っていませんか?
今回は、意外と知らない辛いものと肌荒れの関係についてご紹介します。
辛いものと肌荒れって関係することがあるの?
昔から「唐辛子のような辛いものは肌荒れを招く」という説がありますが、これは必ずしも真実とは言えません。その証拠に、辛いものを食べても肌荒れしないという方は多くいらっしゃいます。たとえば韓国やインドの方は日常的に辛いものをたくさん食べますが、それが原因の肌荒れに悩んでいる方は少ないでしょう。
しかし、少なからず辛いものを食べるとニキビができやすくなったり、肌が痒くなったりするという方がいらっしゃるのも事実です。その肌荒れの原因はやはり辛いものを食べたことが関係していると思われます。辛いものを食べることで胃腸が荒れたり、発汗することで肌の水分量が減ってしまったりすることがあり、その結果肌環境が悪化し肌荒れを引き起こしてしまうのです。胃腸が弱い方や一時的に弱っている方、そして敏感肌やアトピーの方は、辛いもので肌荒れが起きやすいといえるでしょう。
肌荒れを防ぐにはどうやって辛いものを食べれば良い?
辛さのある食べ物は血行を促す作用があるため、胃や体内へ負担をかけないよう気を付ければ、代謝を高めて肌のターンオーバーを促進させることができます。つまり、肌荒れではなく肌育のサポートをしてくれるのです。では、どんなことに気をつければ良いのか、詳しく見ていきましょう。
・一度にたくさん食べすぎない
体調が万全であったり、辛いもので肌荒れを起こしたりしたことが無い方でも、一度に沢山の量を摂取するのは体の負担になります。胃壁が荒れてしまうため、美容にも健康にも良くありません。辛いものは少量ずつ、適量を守って食べるようにしましょう。
・胃腸が弱っている時は避ける
胃腸が弱っている時は、唐辛子などの刺激が負担になります。胃を刺激するような辛い物や脂っこいものは避け、消化の良く栄養分の多いものを摂取してください。
・身体を温める
辛いものを食べると身体が熱くなって汗がたくさん出ますが、その分熱が放出されて体温が低下します。そのため、辛いものを摂る時は温かい料理と一緒に食べたり、食後に身体が冷えないように薄着になったりするのは避けるようにしましょう。
・汗をかいた後は保湿する
汗をかいた後は、肌の水分が蒸発しやすくなります。乾燥は肌荒れの大敵なので、可能であれば洗顔で汗を洗い流し、しっかりと保湿をしましょう。出先で辛いものを食べた時は、ティッシュなどで軽くオフしてからメイクの上から付けられる保湿液などを軽く付けるのもお勧めです。
辛いものを食べると必ずしも肌荒れするとは限りませんが、肌の調子が不安定だと感じている方は、少し気をつけてみてください。