夏の必需品「汗拭きシート」が肌荒れの原因に!? 正しい使い方とは
公開日:2018/08/08 / 最終更新日:2022/06/20
暑い夏の季節には、汗によるベタつきやニオイが気になるもの。人と会う前やリフレッシュのために、汗拭きシートが手放せないという方は多いでしょう。
しかし、この便利な汗拭きシートの使い方を間違えてしまうと、肌荒れを引き起こすこともあるため注意が必要です。夏の肌を守るためにも、正しい汗拭きシートの使い方を学んでおきましょう。
汗拭きシートが肌荒れを引き起こす原因とは?
体だけではなく顔に使えるアイテムもあり、全身の汗対策に活躍してくれる汗拭きシート。スポーツ後やメイク直し前に便利ですが、汗やベタつきを落とすことに必死になって使い方を間違えると、肌荒れを引き起こす原因になることがあります。汗拭きシートによる肌荒れの原因について見ていきましょう。
・汗拭きシートで強く肌を擦っている
汗やベタつきを落とそうと汗拭きシートで強く肌を擦ると、その摩擦が肌にダメージを与え、赤みやヒリつきなどの肌トラブルを引き起こします。とくに顔の皮膚は薄く、少しの摩擦でも大きなダメージにつながるため、何度もシートを往復させたり力を入れ過ぎたりしないよう注意しましょう。
・汗拭きシートに含まれる成分が肌に合っていない
敏感肌の方の場合には、汗拭きシートに含まれる成分が肌に合わずに肌荒れが起こってしまうことがあります。中でもとくに気を付けたいのが、「エタノール」という成分。汗拭きシートで顔や体を拭くとスーッとした清涼感を得ることができますが、これはこのエタノールによる作用です。肌が健康な方には影響がなくても、肌のバリア機能が弱くなっている敏感肌の方はエタノールによって肌トラブルが起き、ニキビや乾燥などの肌荒れを招く可能性があります。
正しい汗拭きシートの使い方とは?
・優しく丁寧に拭き取る
汗拭きシートを使うときには肌に摩擦を与えないよう、優しく拭き取ることを心掛けましょう。コットンを使って化粧水を肌に塗るときのイメージで、シートを肌に押し当てるように拭き取ってください。
・汚れた汗拭きシートを使いまわさない
ワキや胸元などの汗を拭き取ったあとに、顔を拭くというのはNG。顔を拭くときには、顔にも使用できるものを選び、体用とは分けることが大切です。また、シートが汚れてきたらすぐに新しいものと交換し、清潔なものを使用しましょう。
・肌に優しい成分のものを選ぶ
清涼感の強い汗拭きシートを使うと肌がサッパリとして気持ちが良いものですが、肌荒れを防ぐためには肌に優しい成分のものを選ぶことが重要なポイントになります。敏感肌でも安心して使えるノンアルコールの汗拭きシートも発売されているので、購入の際は成分をしっかりと確認しましょう。
汗拭きシートは、正しく使えば肌を清潔に保ってくれる夏のお助けアイテムです。正しい使い方をマスターして、肌に優しい汗対策を行っていきましょう。