脱・お正月ボケ! 体内時計をリセットする方法
公開日:2016/11/13 / 最終更新日:2019/08/19
年末年始の休暇も終わり、毎日決まった時刻に出社する生活が始まったけど、「生活リズムがうまく取り戻せない……」という方はいらっしゃいませんか? 夜寝ようと思ってもなかなか寝付けなかったり、逆に朝は寝坊してしまったり。
睡眠の質が下がったり睡眠不足になったりすれば、健康や美容にも悪影響を及ぼします。
年末年始に乱れた体内時計は、しっかりとリセットして規則正しい生活リズムを取り戻しましょう。
体内時計の仕組みと、リセットするための方法について、美容皮膚科 シロノクリニック銀座院 徳永真理院長がお伝えします。
体内時計は25時間サイクル!?
人間の体内時計は、25時間で一周すると言われています。つまり1日24時間のサイクルに対してもともと1時間の誤差があるものなのです。
この1時間のズレは、朝起きて日光を浴びることで分泌されるホルモン「セロトニン」によって修正されて24時間サイクルに対応する仕組みになっています。
セロトニンの分泌は、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌と深く関わっています。セロトニンが分泌されてから15~16時間後にメラトニンが分泌され始めるのです。
日照時間の短い冬は、日光に当たる時間が短くなることもあり体内時計が乱れやすくなります。
さらに、休暇などで遅くまでだらだらと寝ている生活をしていた場合、どんどん後ろ倒しになってしまうのは当然だと言えます。
体内時計をリセットするための方法
休暇中に乱れてしまった体内時計を正常なサイクルにリセットするためには、以下のような方法を試してみるのが良いでしょう。
・朝起きたらすぐに日光を浴びる
寒い時期は断熱のために日中もカーテンを閉ざしているという方もいらっしゃるかもしれませんが、体内時計をリセットするためには日光を浴びることが大切です。
朝起きたらまずはカーテンを開けて朝日を浴びる習慣をつけましょう。二度寝の防止にも効果的ですよ。
・起床後1時間以内に朝食を食べる
朝食を摂ることで体温が上がり、身体が目覚めます。エネルギーに変換されやすいたんぱく質をしっかりと摂りましょう。リズムよく噛んで食べることでセロトニンの分泌も促されます。
・就寝の1~2時間前に入浴する
入浴はぬるめのお湯で、就寝の1時間前ぐらいまでに済ませましょう。副交感神経を優位にしてリラックスすることで質の良い睡眠につながります。
忙しい毎日、なかなか規則正しい生活が難しいという方もいらっしゃるかもしれませんが、できることから取り入れて理想的な生活リズムを作っていきましょう。