栗きんとん、黒豆、伊達巻には美肌効果が！

おせちの中でも、甘くてお菓子のような味わいのある「栗きんとん」や「黒豆」「伊達巻」などは女性に人気の品目ですね。甘いので太りそうな印象があるかと思いますが、これらに共通するのが、美肌効果です。

栗きんとんの黄金色はクチナシの実で着色されます。クチナシに含まれる「クロセチン」という成分には、紫外線による肌ダメージを抑える効果があることがわかっています。抗酸化力がとても高いこともあるため、美白やエイジングケアに役立ちます。 さらに、栗自体もビタミンB群や食物繊維が豊富で肌にとても良い食材なのです。

黒豆も美肌食材としておなじみですね。ポリフェノールの一種「アントシアニン」が豊富で、シミの元になるメラニンを押さえてくれるだけでなく、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする「大豆イソフラボン」が含まれるため、肌のハリやツヤを保つ効果も期待できます。

伊達巻は栄養バランスの良さが魅力です。肌に良いビタミンAやビタミンB群、ビタミンEもバッチリ摂れますよ。

紅白なますや昆布巻きはダイエットの味方？

栗きんとんや黒豆、伊達巻の美肌・美白効果はうれしいですが、これらのおせち料理のカロリーは高め。肌に良いからと食べ過ぎるとお正月太りの原因になってしまうので注意が必要です。

ダイエットの味方になるのが、カロリー低めの紅白なますや昆布巻きです。

紅白なますと言えば酢の物。お酢にはむくみを取ったり便秘を解消したりといったデトックス効果も期待できます。

昆布巻きはカロリーが低いだけでなく、食物繊維が豊富に摂れるのがうれしいですね。食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにしてくれるので、おせちの最初に昆布巻きを食べるのがお勧めです。また、昆布巻きも便秘解消に役立ちます。

お正月におせち料理を食べる時は、食べ過ぎに気をつけながら、こうした美容効果についても、ぜひ意識してみてくださいね。