風邪じゃなくても活用したい!「マスク」の美容効果
公開日:2016/10/02 / 最終更新日:2019/08/19
本格的に寒くなるこれからの季節は、代謝が落ちて免疫力も低下しがち。インフルエンザや風邪などの予防に役立てたいのがマスクです。
見た目や息苦しさなどからマスクをかけるのはあまり好きじゃないという方も多いかもしれません。でも、マスクは感染予防だけでなく、美容にも良いことがいろいろあるんですよ。 このマスクの美容効果について、美容皮膚科 シロノクリニック恵比寿院 大野由美医師がお伝えします。
おでかけ時のマスクで肌の保湿・紫外線対策
マスクをかけていると、鼻や喉の粘膜が乾燥しにくくなりますよね。これによって体内にウイルスや細菌が入るのを防ぐのにも役立つわけですが、マスクが冬の乾燥から守ってくれるのは粘膜だけではありません。肌表面の乾燥を防ぐことにも一役買ってくれるのです。
乾燥して冷たい冬の風が直接肌に当たると、刺激が強く肌が乾燥しやすくなってしまいます。マスクで覆うことで肌を外気の刺激からガードするとともに、マスクの内側は呼気によって湿度や温度が高まっているため肌に優しいのです。
また、紫外線対策にもなります。紫外線は年間を通じて降り注いでいます。マスクすることで覆われている部分の紫外線カットにも役立ちますし、肌が乾燥すると紫外線のダメージでしわやシミができやすくなるため、保湿することで紫外線ダメージを抑えるという点でも肌に良いと言えます。
おやすみ時のマスクでうるおいキープ
「でも、病気でもないのにマスクをかけて外出するのはちょっと……」という方は、夜、自宅でのリラックスタイムと就寝時だけでもマスクを活用してみてはいかがでしょうか。
メイクを落としていつもの保湿スキンケアをしたらマスクをかけるだけ。マスクをすることによってちょっとしたパック効果が得られて化粧水などの保湿成分が肌に浸透しやすくなりますし、唇のケアにも役立ちます。
寝る時にもマスクをすればさらに保湿効果アップ。寝ている間にうるおい肌になれますよ。また、口呼吸の防止にも役立つと言われています。
乾燥しがちなこの季節、お手軽にできる健康・美容法としてマスクを活用してみてください。