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全身にできる?「汗管腫」の特徴と発症の原因は?

公開日:2017/11/12 / 最終更新日:2019/08/19

徳永 真理徳永 真理先生

全身にできる?「汗管腫」の特徴と発症の原因は?

汗管腫(かんかんしゅ)ってご存知ですか? 汗管腫はまぶたや目の下など目のまわりやおでこ、頬などに起こりやすいブツブツとした発疹です。

汗管腫ってどんなもの?

汗管腫は、皮膚と同じぐらいの柔らかさの発疹が平らに盛り上がってできるのが特徴。ブツブツの大きさは1~5mmぐらいで、肌の色とほぼ同じか少しだけ褐色であることがほとんどです。目のまわり、おでこ、頬のほか、デコルテや二の腕など、汗をかきやすい部分を中心に、全身にできてしまうケースもあります。汗管腫は、汗を出す「エクリン汗腺」の分泌管から起こる症状だということが分かっています。汗腺が普通の状態より増殖してしまうことで、汗管腫ができてしまうのです。汗管腫は思春期以降の女性に起こることがほとんどで、その原因はホルモンバランスの変化や遺伝的要素、肌老化などが考えられます。

汗管腫、どうしたら治る?

汗管腫に関しては、これだといえる確実な治療法がないというのが現状です。汗管腫は発疹ができるだけで、悪性のものに変化することはありません。そうはいっても、肌がブツブツとしている状態が続くのは美容上の大きな悩みといえるでしょう。肌のブツブツが治らず気になるという場合には、一度クリニックやサロンに相談してみるのが良いでしょう。汗管腫なのか、そうでない症状なのかを診断してもらった上で、適切に対処することができます。

汗管腫を治療する方法は?

汗管腫の場合は、病院やエステで対処できる場合があります。炭酸ガスによるレーザー治療や、高周波による熱で汗管腫を縮小させる方法などがあります。しばらく跡が残ったあとに、1ヶ月程度で汗管腫が前よりも目立たなくなることが多いようです。また、ニキビを治すような塗り薬を使い続けることで、汗管腫のブツブツが改善する場合もあります。ただし、塗り薬だけで汗管腫を完治させるということは難しいようです。

汗管腫ができてしまった場合には、肌を清潔に保つことが大切です。顔にできてしまった汗管腫を隠そうとたっぷりメイクをすると、汗腺が塞がってしまうためかえって汗管腫が悪化してしまうケースも。肌が乾燥しないようにしっかりと保湿したり、不衛生にならないように気をつけたりすることが大切です。ホルモンバランスの変化も汗管腫につながってしまうと考えられるため、生活習慣の乱れやストレスにも気をつけましょう。あまり気に病まずに、汗管腫と上手に付き合ってください。

Profile このコラムは私が担当しました!

徳永 真理

徳永 真理先生とくなが まり

シロノクリニック銀座

「手術をしない美容医療によって、美しくすることができる」ところに魅力を感じて、美容皮膚科へ。注入箇所・量、デザインの精密な見極めが要求される、ボトックスやヒアルロン酸注入を得意としています。シロノクリニックのリーダー的存在、全治療のエキスパートです。

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