ストレスが原因!? 便秘が悪化する理由と対策
公開日:2017/11/17 / 最終更新日:2019/08/19
便秘はお腹の膨満感がつらいだけでなく、肌荒れを引き起こしたり、体臭がきつくなったりしてしまいます。便秘の原因はいろいろありますが、最近はストレスが原因の便秘で悩んでいる人が増えてきています。ストレスが原因の便秘は、運動不足や食生活の偏りが原因の便秘とは特徴が違うので、対処法も違うということを知っておかないと知らず知らずのうちに悪化させてしまうかもしれません。
ストレスが原因の便秘の特徴は?
ストレス性の便秘は、「下腹部に痛みがあるのに便が出ない」「小さなコロコロ便が少しだけでて残便感がある」「便秘と下痢を繰り返す」などの特徴があります。なぜストレスが原因で便秘になってしまうのかというと、ストレスによって自律神経のなかの交感神経が活発になり、胃腸の働きが乱れてしまうからです。ストレス性の便秘は、腸がけいれんして起こる便秘だといわれています。
ストレス性の便秘が悪化してしまうのはなぜ?
胃腸の働きは、リラックスをしているときに活発になる副交感神経が調節しています。しかし、ストレスがたまってリラックスできず、副交感神経が働かず交感神経が活発になってしまうと便秘改善されません。ストレス性の便秘だと気づかずに、運動不足や食生活の乱れによる便秘だと思い込んで下剤を飲んだり、食物繊維を摂りすぎたりしてしまうと、余計に便秘が悪化してしまうこともあります。ひどい場合は、過敏性大腸症候群になってしまう恐れもあるでしょう。
ストレス性の便秘に効果的なこと
ストレス性の便秘になってしまったら、まずはできるだけ体を休め、リラックスする時間を増やすことが一番大切です。好きなことをするというのもストレス解消には効果的です。誰かに話をすることで悩みが解消されるのなら、信頼できる友人と会っておしゃべりをするのも良いでしょう。ストレスを解消しようとしてお酒を飲みすぎたり、好きなものを好きなだけ食べたり、お腹の膨満感がつらくて食欲がないからといって食事を抜いてしまうという極端なことは逆効果ですから気をつけましょう。白湯や温かいお茶をゆっくりと飲み、体にやさしい和食を適量食べるのがお勧めです。
現代はストレス社会ですが、「ストレスがたまってしまうのは仕方ない」と思っていては便秘も治りません。できるだけリラックスできる時間をつくり、ストレスをためこまないように気をつけましょう。