危険なほくろ?「メラノーマ」について
公開日:2016/08/31 / 最終更新日:2019/08/19
美容皮膚科を訪れる方のお悩みのひとつに「ほくろ」があります。
ほくろ自体は、あって悪いものではないですし、ほくろが個性やチャームポイントになる方もいらっしゃいます。
でも、場所や大きさによっては目立ちすぎたりコンプレックスになってしまう場合もあるものですよね。美容皮膚科ではレーザー治療でほくろ除去を行うことができるので、気になっている方は一度ご相談ください。
通常のほくろについては、見た目以外の問題は少ないのですが、気をつけてほしいのが、突然できて大きくなるほくろです。
ほくろではなく、皮膚のがん「メラノーマ」の可能性があるからです。今回は知っておいてほしい、メラノーマについて美容皮膚科シロノクリニック恵比寿院 大野由美医師がお伝えします。
メラノーマって?
メラノーマは、悪性黒色腫と呼ばれる皮膚がんの一種です。メラニン色素を作るメラノサイトという皮膚細胞が何らかの原因で悪性化したものであると考えられています。
皮膚がんの中でも悪性度が高く、初期であれば切除することで完治することができますが、
広がると身体の他の部分にも転移する場合がありとても危険な病気であると言えます。
メラノーマとほくろの見分け方
メラノーマの早期発見が難しいのは、初期の段階では普通のほくろと見た目がそっくりなことです。初期の段階では痛みやかゆみなどの症状もないため、普通のほくろだと勘違いしてしまいやすいのです。
以下のような特徴がある場合、メラノーマの可能性があります。
- ・左右非対称で形がいびつである
- ・輪郭がギザギザしていたりぼやけている
- ・色が均一でなく濃淡がある
- ・直径が6mm以上ある
- ・盛り上がりがある
もし複数項目当てはまる場合は、早めにお近くの皮膚科を受診するようにしましょう。
メラノーマは特に白人に多いことから、紫外線により発生リスクが高まると考えられています。予防する意味でも、日頃から紫外線対策はしっかりと行うようにしましょう。