正しい呼吸で代謝をアップ! ダイエットに効果的な呼吸法
公開日:2019/07/03 / 最終更新日:2022/05/20
私たちは1日に2万回以上呼吸をして生きています。普段、何気なく行っている呼吸を意識して正しく行うことで、代謝のアップやダイエット効果が期待できます。
今回は、ヨガやピラティスといった呼吸を重視するエクササイズではなく、日常で気軽に取り入れられる呼吸法をご紹介します。
呼吸で筋トレ
私たちの体は基礎代謝が高いほど多くのカロリーを消費できます。体内で消費されるエネルギーの3~4割は筋肉によって消費されるため、基礎代謝をアップするには筋トレを行って筋肉量を増やすのが最も効率の良い方法といえます。とはいえ、道具を使ったハードなトレーニングにはなかなか挑戦する気になれないのではないでしょうか。
ハードな筋トレの代わりにお勧めなのが腹式呼吸と逆腹式呼吸です。腹式呼吸は息を吸いながらおなかを膨らませ、吐きながらおなかをへこませる呼吸法です。寝転んだ状態で行うと楽に腹式呼吸ができます。息を吐くときに下腹を意識してへこませることで深層筋という筋肉を鍛えられます。
続けて逆腹式呼吸を行います。逆腹式呼吸はその名の通り、腹式呼吸とは逆に息を吸いながらおなかをへこませ、息を吐きながらおなかを膨らませる呼吸法です。腹式呼吸と逆腹式呼吸を行うことで全身に酸素が行き渡るだけでなく、インナーマッスルを鍛えられます。特に腹式呼吸はおなか周りの筋肉を鍛えながら内臓が下がるのを防ぎ、動きも活発にしてくれるというメリットが期待できます。
日頃からウォーキングを行っているという方は、4歩進みながら鼻から息を吸い、次の4歩で口から息を吐きながら歩くと体幹強化につながります。
姿勢を意識してさらに代謝アップ
インナーマッスルの強化や代謝アップには呼吸が大切ですが、正しい呼吸を行ううえで大切なのが姿勢です。深い呼吸を行っているつもりでも、背中が丸まっていたり反っていたりすると呼吸が浅く、弱くなってしまいます。
例えば通勤電車のなかで腹式呼吸や逆腹式呼吸を行う場合は、骨盤を立たせることを意識してみましょう。腰を前後に反らさずに自然なS字を描くように立って呼吸をすることで、体内に十分な酸素を取り込み、深い呼吸ができます。
デスクワークの方は骨盤を立てて座ることを意識しましょう。背骨を反らせながら息を吸い、背中を丸めながら息を吐くという動きを5回ほど繰り返すと、代謝をアップしつつリラックス効果も得られます。
呼吸は全身に血液や酸素を送るだけでなく、インナーマッスルの強化や心身のリラックスなど、私たちが健康でいるためのさまざまな要素につながっています。日頃から正しい姿勢と呼吸法を意識して代謝のアップを目指し、効率よくダイエットを行いましょう。