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期限切れに要注意! 基礎化粧品の使用期限切れがシミの原因になる?

公開日:2019/01/06 / 最終更新日:2022/06/02

牧野 輝美牧野 輝美院長

期限切れに要注意! 基礎化粧品の使用期限切れがシミの原因になる?

普段から意識している方は少ないと思いますが、実は基礎化粧品には使用期限が決められていることがほとんどです。使用期限を過ぎた基礎化粧品を使い続けてしまうと、シミなどの原因になることがあるため注意が必要です。
とはいえ、なぜ使用期限切れの基礎化粧品がシミの原因になってしまうのでしょうか? 基礎化粧品の使用期限とシミの関係について見ていきましょう。

基礎化粧品の使用期限って決まっているの?

現在、ほとんどの化粧品には製造日の記載がありません。医薬品医療機器等法によると、製造または輸入後に適切な保存条件のもとで3年以内に品質が変化するおそれのある化粧品には、有効期限化製造年月日の表示が義務付けられています。しかし、これに該当しない基礎化粧品には製造年月日や使用期限が明記されていません。とはいえ、医薬品医療機器等法の範囲はあくまで、未開封の状態での変質の有無です。開封した基礎化粧品は時間が経つとともに変質してしまうことも多いため、注意が必要です。
ヨーロッパなどで生産された基礎化粧品には、「PAO表示」というフタが開いた化粧品のようなイラストで使用期限が記されていることもあります。PAO表示に「6M」「12M」などと書かれている場合、6Mなら開封から6ヶ月、12Mなら12ヶ月使えるという意味になります。

基礎化粧品はなぜ変質してしまうの?

基礎化粧品を開封すると、化粧品の容器の中に空気が入り込むため、少しずつ酸化や変質が起こります。とくに、基礎化粧品には保湿力を高めるために油脂成分が多く含まれていることが多いのですが、油は空気に触れると酸化し、過酸化脂質に変化しやすいのです。
また、基礎化粧品を指に取って使うときに雑菌が入り込み、繁殖してしまうことも多いもの。肌の常在菌である表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌は、基礎化粧品の中でどんどん増殖し、肌に悪影響を及ぼす危険性があるのです。

一般的な基礎化粧品の使用期限とは? シミを防ぐためには?

基礎化粧品のメーカーやアイテムによっても異なりますが、開封した化粧品は半年ぐらいを目安に使い切るのがお勧めです。とくに、添加物の入っていないナチュラル志向の基礎化粧品はさらに劣化が早まることが多いので注意しましょう。
また、未開封の基礎化粧品であっても、少しずつ酸化は進んでいきます。基礎化粧品の劣化を防いで肌をシミから守るためには、化粧品に書かれた正しい方法で保管をし、早めに使い切ることが大切です。

基礎化粧品には肌の調子を整えて健康的な肌を保つ働きがあります。しかし、古くなって酸化してしまった基礎化粧品は、肌にシミなどのダメージを及ぼすおそれもあります。
基礎化粧品の効果を最大限に引き出すためには、基礎化粧品を適切に保管し、早めに使い切ることが肝心です。

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牧野 輝美

牧野 輝美院長まきの てるみ

シロノクリニック横浜

穏やかな性格から、笑顔を絶やさず、お悩みを丁寧に聞く姿勢を大切にしている。レーザーだけでなくスキンケアにも精通。鏡を見るのが楽しみになるような、お一人おひとりの魅力を引き出す治療をご提案します。

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