ピーリングがニキビ跡にもたらす効果と注意点とは?
公開日:2018/08/26 / 最終更新日:2022/06/14
色素沈着やクレーターなどのニキビ跡があると、何とかして改善したいと思いますよね。しかし、「どんなケアをして良いのかは分からない」と悩んでいる方も多いはず。
そこで今回は、ニキビ跡の改善に用いられるピーリングについて、注意点をあわせてご紹介します。
そもそも「ピーリング」とは?
ピーリングとは、古い角質を取り除くスキンケア方法のこと。その種類は大きく分けて2つに分類されます。
まず1つ目は、薬剤を直接肌に塗って古い角質を溶かして取り除くタイプです。こちらは「ケミカルピーリング」と呼ばれていて、美容クリニックではグリコール酸やサリチル酸、トリクロロ酢酸などを用いて行われます。また、専用の化粧品(ピーリング石鹸やピーリングジェルなど)を使えば、自宅でも行うことができます。
そして、2つ目のピーリングは、レーザーなどで物理的に古い角質を剥がすタイプです。レーザーピーリングやダイヤモンドピーリングなど多数の種類があり、ニキビ跡だけではなくシミやしわ、たるみなどの改善にも使用されています。
ピーリングによるニキビ跡改善の効果とは?
ピーリングがニキビ跡の改善に有効だと言われているのは、ピーリングを行うことで肌の新陳代謝を正常化させ、ニキビ跡の原因となるメラニンを排出することができるため。また、ピーリングはシミのようなニキビ跡だけでなく、クレーターの改善にも効果的です。トラブルのある表皮を剥がしてリセットすることで、健康な素肌を育てられることが期待できます。
セルフピーリングには注意も必要
自宅でセルフピーリングを行う際には、十分な注意が必要になります。古い角質はターンオーバーを阻害しますが、新しい角質まで取り除くと肌のバリア機能が低下し、さらなる肌荒れやニキビを招いてしまうのです。また、ピーリング後の肌はいつも以上にデリケートになるため、アフターケアにも気を配る必要があります。
このことからも、セルフピーリングには高いリスクがつきまとうと言っても過言ではありません。とくに、肌荒れ中の方や敏感肌の方はセルフピーリングを避けるのがお勧めです。肌にできるだけ優しく効果的なケアを行うためにも、ピーリングは美容クリニックで行うようにしましょう。
ピーリングはとても便利で頼もしいアイテムですが、正しく行わなければかえって肌トラブルを招くこともあります。自己流のセルフケアは避けて、プロの手で安全なピーリングを行うようにしてください。