手術だけじゃない! ワキガ治療施術の種類とそれぞれのダウンタイム
公開日:2018/09/23 / 最終更新日:2022/06/08
「ワキガを改善したいけど、手術となると少し迷う」「治療にメスを使うとなると怖い……」このようにお考えの方は多いでしょう。しかし、ワキガの治療は手術以外にも、注射や脱毛などさまざまな施術方法があります。
具体的にどのような種類があるのか、定番の手術も含めてそれぞれの特徴とダウンタイムの有無についてご紹介します。
実はたくさん! ワキガ治療の種類
・ボトックス注入
脇の下にボツリヌス毒素(ボトックス)を注射し、発汗を抑える施術です。汗の量が減ることで、ワキガ特有の臭いを抑えることができます。施術内容が注射なのでダウンタイムがない上に、施術の2~3日後という早い段階で効果を実感できることがボトックス注入のメリットです。個人差はありますが、一度のボトックス注入で約4~6ヶ月間は効果を感じることができます。
・電気凝固法
針を脇の毛穴1本1本に刺し、電流を流してアポクリン腺や皮脂腺の破壊を行うことで、ワキガを抑制します。もともと脱毛のために考案された施術のため、ダウンタイムがなく、脱毛効果も期待できます。しかし、アポクリン腺は残っているため、ワキガの軽減はできても完治とは言えないのがデメリットです。
・レーザー脱毛
レーザー脱毛によって脇毛をなくすと、雑菌の繁殖が抑えられるため、ワキガの臭いの軽減に期待できます。また、脇にレーザーを当てて刺激をすることで、毛穴にダメージを与えることはもちろん、ワキガのもととなっているアポクリン腺にもダメージが加わります。もちろん効果には個人差がありますが、アポクリン腺にダメージが加わると、ワキガ臭を放つ汗を分泌する働きの低下が期待できるため、ワキガ改善が望めるのです。ダウンタイムがないことも魅力です。
・剪除法(ぜんじょほう)
脇にあるアポクリン腺を、手術によって1つずつ取り除いていく施術です。汗腺をすべて切除してしまうため、再発のリスクが少ないという特徴があります。ただし皮膚を切開する手術なので、術後は3~5センチほどの傷跡が残る可能性があります。また、入院の必要はありませんが、ダウンタイムは2週間ほどと比較的長くかかります。
・皮下組織吸引法
脇に4~5ミリほどの小さな穴を開けて、そこからアポクリン腺や皮脂腺を吸い出す施術です。皮膚を切らないため痛みが少なく、傷口も目立ちません。ただし、すべてのアポクリン腺を除去できるかは医師の技術によって異なり、残留していると再発の可能性があります。ダウンタイムは1週間ほどです。
今回ご紹介した以外にも治療法の種類はありますが、手軽な治療といえばやはりボトックス注入やレーザー脱毛です。症状や体質に合った施術を選んで、ワキガに悩まされない日々を手に入れましょう。