お酒でニキビが悪化する!? 飲酒とニキビの関係
公開日:2018/10/20 / 最終更新日:2022/06/06
お酒を飲みすぎてしまった翌日、鏡を見てみるとニキビが悪化したように感じることはありませんか? これは勘違いではなく、お酒の影響で肌のコンディションが悪くなってしまったためと考えられます。
お酒とニキビには一体どんな関係性があるのでしょうか? 飲酒によってニキビが引き起こされるメカニズムや、その対処方法について紹介します。
お酒を飲むとニキビができやすくなる
お酒の飲み過ぎは、肝臓に負担をかけてしまいます。摂取するアルコールの量が増えれば増えるほど、肝臓はオーバーワークになり肝機能はどんどん低下していきます。すると、体内には分解しきれなかった毒素が蓄積し、それらが血液にのって運ばれた結果、肌にニキビとして現れてしまうのです。
さらに、お酒には脱水症状を引き起こす性質があります。飲酒による脱水症状は肌の乾燥も引き起こし、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。それにより、ニキビが生じやすくなってしまうのです。
お酒に含まれる糖質に気をつけよう
お酒は糖質やカロリーが多い飲み物です。特に、ビールやワインなどには糖質が多く含まれているので、皮脂の分泌量はどんどん増えてしまいがち。カロリーやアルコールを摂取しすぎることで皮脂が分泌されやすくなり、結果としてニキビができやすくなってしまいます。
ニキビができる原因は他にも
アルコールを分解するために、体内ではビタミンB群を消費します。ビタミンB群がアルコールの分解のために使われてしまうと、肌を整えるために使うビタミンB群が不足してしまいます。その結果、肌バランスが崩れてニキビの悪化につながってしまうのです。
また、お酒を飲むと眠りが浅くなりやすく、ニキビの悪化につながってしまうこともあります。睡眠の質が悪いと肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまうため、ニキビも治りにくくなってしまいます。
お酒を飲みたい人のニキビ対策とは?
ニキビが気になる場合には、お酒をできるだけ飲まないようにするか、適量にとどめるよう心掛けましょう。どうしてもお酒が飲みたいという場合には、糖質の少ない蒸留酒を選ぶのがお勧めです。焼酎やウイスキーといった蒸留酒を水割りで飲めば、体や肌に負担がかかりにくくなります。また、水などのチェイサーを用意しておき、脱水による肌の乾燥を防ぐことも大切です。
おつまみも揚げ物や甘いものを避け、ビタミンB群が含まれる枝豆や豚肉料理、さっぱりとした冷やしトマトやお豆腐、鶏のササミなどを選ぶと良いでしょう。
ニキビがなかなか治らないという場合、その原因はお酒の飲み過ぎにあるのかもしれません。ニキビの悪化につながるお酒の飲み方を避けて、適量を心掛けてはいかがでしょうか。