口呼吸が原因でいびきが大きい……鼻呼吸への改善方法とは?
公開日:2018/12/03 / 最終更新日:2022/06/02
本来呼吸は、鼻から吸って吐くものですが「口で呼吸をしてしまう」という方も多いもの。口呼吸になってしまう原因はいくつかありますが、口呼吸を続けていると、大きないびき引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
口呼吸といびきの関係を知り、鼻呼吸へと改善していきましょう。
口呼吸がいびきの原因になる理由とは?
寝ているときに口呼吸をしていると、舌が奥に落ち込みやすくなり、気道を狭くしてしまいます。その結果、呼吸をするたびに気道が振動し、大きないびきにつながってしまうのです。
また、口呼吸はいびきを引き起こすだけでなく、さまざまな病気の原因にもなります。口で呼吸をすると、空気中のウイルスなどをそのまま体内に取り込むことになるため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるのです。
さらに、口内が渇くことで口臭も引き起こしてしまいます。つまり口呼吸には百害あって一利なし。いびきだけでなく、体の健康を守るためにも口呼吸の改善を図っていきましょう。
いびき防止につながる口呼吸の改善方法
・常に鼻呼吸を意識する
普段から口呼吸がクセになっていると、寝ているときも口で呼吸するようになってしまいます。睡眠中の口呼吸を改善させるためにも、普段からできるだけ鼻で呼吸することを心掛けましょう。
なお、鼻での呼吸が難しいと感じる場合は、アレルギー性鼻炎など鼻の病気を患っている可能性があります。その場合は速やかに病院へ行き、適切な治療を行いましょう。
・口周りの筋肉を鍛える
口周りの筋肉が衰えていると自然と口が開き、そこから呼吸をしてしまいます。放置していると、顔のたるみやほうれい線まで悪化させる恐れがあるため、早めの対策が必要です。
そこでお勧めなのが、口周りの筋肉を鍛えるフェイスエクササイズです。口の中で舌をぐるぐると回したり、「あ・い・う・え・お」と言いながら大きな口を開けるエクササイズをしたりして、口周りの筋肉を鍛えましょう。
こまめに続けることで口を閉じる筋肉が発達し、鼻呼吸がしやすくなります。
・口を閉じるテープを使う
朝起きたときに口の中が渇いているという場合は、就寝中に口呼吸をしている可能性大。このような方は、ドラッグストアなどで売られている「口を閉じたまま固定するテープ」を使用してみましょう。テープを貼ったまま寝ることで口が開くのを防ぐことができ、就寝中の口呼吸改善につながります。
「もうクセになっているから」「鼻呼吸よりも楽だから」といって口呼吸を続けていても、体には何のメリットもありません。早めに鼻呼吸ができるように整えて、いびきの軽減へとつなげていきましょう。