夏の冷房がむくみの原因!? オフィスでも実践できる対策方法は
公開日:2019/07/09 / 最終更新日:2022/05/20
夏、冷房のきいた部屋やオフィスにいるとむくみやすい……と感じていませんか? それは冷房による体の冷えが、むくみを引き起こす原因になっているためです。夏のむくみと冷房の関係を、対策方法とあわせてご紹介します。
夏のむくみと冷房の関係
血行不良は体のむくみに大きな影響を与えます。体が冷えて血液の循環が悪くなると、水分などの老廃物が溜まってむくみやすくなるのです。
「じゃあ気温が高い夏はむくみにくいの?」と思われるかもしれませんが、そうでもありません。屋外にいれば体が冷えることはありませんが、冷房がきいた室内にいると知らず知らずのうちに体が冷えていきます。とくに、冷房のきいたオフィスでデスクワークをしていると、体を動かさないためにますます血液の循環が悪くなり、重いむくみを引き起こしてしまうのです。
夏のむくみの対策方法
首・手首・足首を温める
首・手首・足首が冷えると、全身まで冷えてさまざまな不調を招くといわれています。冷房がきいた部屋ではストールやアームウォーマー、レッグウォーマーなどを着用して、体を効率よく温めましょう。ひざ掛けやカーディガンなどの脱着しやすい防寒具も、常備しておくと万全です。
足裏を刺激する
足の裏にはたくさんのツボがあります。ツボを刺激すると血行が良くなるため、冷えとむくみの両方を防ぐことができます。湧泉というツボや、土踏まずを重点的に刺激することをお勧めします。
足裏のツボ「湧泉」の位置・押し方
足の中央より少し上、指を曲げると凹むところにあります。両手の親指を重ねて、ぐっと強めに刺激しましょう。全身に活力を与えるツボなので、疲れが溜まっているときにもお勧めです。
休憩中には体操やストレッチを
長時間同じ体勢で過ごしていると、ますます血行が悪くなってむくみやすくなります。デスクワークをしているなら1時間に1度は椅子から立ち、簡単な体操やストレッチを行いましょう。筋肉が動くとポンプ作用によって血液の流れが促され、むくみを防ぐことができます。
水分補給は温かい飲み物で
汗をかきやすい夏は、いつも以上に積極的な水分補給が必要です。しかし冷たい飲み物は胃腸を冷やして、血行不良を招きます。冷房がきいた屋内では温かい飲み物をチョイスして、内蔵を冷やさないようにしましょう。
過度の冷えはむくみだけでなく、生理不順や肌荒れを招く原因にもなります。たとえ暑い夏でも、冷房による冷えすぎは禁物です。夏こそ温活を意識して、夕方になってもむくみにくい体を保ちましょう。