寝具の汚れが肌荒れを招く!? 正しいお手入れ方法とは
公開日:2018/01/07 / 最終更新日:2022/09/09
どんなにスキンケアを入念に行っていても、枕カバーなどの寝具を洗っていないと肌荒れの原因になってしまいます。なぜ寝具の汚れが危険なのか、肌荒れしてしまったときの対処法とあわせてご紹介します。
寝具の汚れが肌荒れを招く!
寝具は毎日寝ている間、必ず肌に触れています。つまり寝具には就寝中に分泌される皮脂や汗が、思っている以上に付着しているのです。そしてこれらの汚れは雑菌やダニの餌となり、繁殖を促します。酸化した汚れに加えて雑菌やダニが繁殖していれば、そこに触れた肌が荒れてしまうのも当然といえますよね。寝具をいつでも清潔に保つことが肌のトラブルを防ぐことにもつながるのです。
カバー類を洗うべき頻度とは
では、どのような頻度でカバー類を洗うべきなのでしょうか? カバーの種類別に詳しく見ていきましょう。
・枕カバー
枕カバーは直接顔に触れるため、できれば1週間に1~2度は清潔なものに取り替えましょう。こまめに洗うのが難しい場合は、肌当たりの良いタオルやまくら専用のパッドをいくつか用意して、2~3日おきに取り替える方法がお勧めです。
・布団用シーツ
布団用のシーツは1週間に1度、洗濯したものに取り替えましょう。とくに掛け布団のシーツは顔に触れることが多いため、こまめな洗濯をお勧めします。なお、大きなシーツを洗うのは面倒……という場合は、顔が触れる部分に取り付けられる衿カバーや、敷きパッドを利用する方法がお勧めです。取り外しが簡単なので、比較的こまめに洗いやすいはずですよ。
肌荒れしてしまったときの対処法
・寝具を洗う、取り替える
実際に肌が荒れたとき、「寝具の汚れが原因」と言い切ることはできません。肌の状態は、食事や睡眠などの生活習慣にも左右されてしまうためです。しかしそれでも、寝具の汚れが肌に悪影響を与えることは確かです。寝具の汚れを甘く見ず、その日のうちに洗うか、洗ってあるカバーに取り替えましょう。
・枕や布団のダニを取り除く
カバーやシーツを綺麗なものに取り替えても、枕や布団にダニが繁殖していると、肌荒れやアレルギー症状を招いてしまいます。洗えるタイプの枕や布団は洗濯し、洗えないものは掃除機をかけてダニを吸い取っておきましょう。ここで注意しておきたいのが、枕や布団は日光に当てるだけではダニ対策にならないということ。たとえダニが死んでも、ダニの糞や死骸は残ってしまっているのです。必ず枕や布団の「表」と「裏」の両方に掃除機をかけて、ダニを取り除きましょう。
・正しいスキンケアと生活習慣で肌の回復力を高める
肌荒れを早く治すためには、スキンケアと生活習慣を見直すことも大切です。メイクは一旦お休みして、肌をこすらない優しい洗顔と保湿で、肌の回復力を促しましょう。そして夜は早めに就寝し、十分な睡眠を確保しましょう。午後10時~午前2時にしっかり寝ておくと、肌のターンオーバーが正常化して肌荒れが改善されていきますよ。
生活リズムや食生活に大きな変わりはないのに、肌荒れがおさまらないという場合には寝具に目を向けてみましょう。清潔なシーツに取り替えると、気持ち良く寝ることができますよ。枕カバーやシーツをこまめに変えて、肌の健やかさをキープしていきましょう。