春に増える尿もれ? 自分でできる予防と対策

公開日:2019/04/11 / 最終更新日:2019/08/01

大野 由実大野 由実先生

春に増える尿もれ? 自分でできる予防と対策

春は花粉が飛散するためくしゃみをする回数も多くなることから、尿もれを感じる人が増加するといわれています。咳やくしゃみなどで起きる尿もれは女性に多い症状ですが、対策を行うことで防げます。

今症状がない方でも加齢や出産などで尿もれすることがあるため、正しい知識を得て対処できるようにしておきましょう。

40代女性の3人に1人が尿もれを経験

・女性が尿もれしやすい理由
男性より女性の方が尿もれしやすい理由として、尿道の構造や体の作りが男女で異なることが挙げられます。男性の尿道は長くS字状に曲がっていますが、女性の尿道は男性よりも10センチ以上短く真っ直ぐなため、尿もれが起こりやすいといわれています。
また尿道や肛門を締める役割もある骨盤底筋が男性よりも弱いことに加え、出産経験があると筋肉がゆるむことも原因の一つです。

・春に増える腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁は尿意がないにもかかわらず、咳やくしゃみ、笑ったとき、重い荷物を持ち上げたときなどお腹に力が入った瞬間に起きやすい症状で、尿もれを感じている40代女性のほとんどに当てはまる といわれています。加齢や妊娠・出産による骨盤底筋の筋力低下が主な原因です。
春は花粉やホコリが原因でくしゃみの回数が多くなるので、腹圧性尿失禁に悩む方が増えるといわれています。

・トイレに間に合わない切迫性尿失禁 
切迫性尿失禁は急に尿意を感じトイレに間に合わずに漏らしてしまう症状で、腹圧性尿失禁よりも量が多いのが特徴です。骨盤底筋が弱まっていることだけでなく、自分の意思に反して膀胱が収縮する過活動膀胱も原因といわれています。

自分でできる尿もれ対策

これからの季節に備えて、尿もれ予防や対策について知っておきましょう。

・生活に取り入れやすい尿もれ予防
水分を摂り過ぎないように心掛け、摂取量は1日1リットルから1.5リットル程度を目安にしましょう。利尿作用のあるカフェインやビール、膀胱が収縮しやすくなる炭酸飲料などの過剰摂取は特にご注意ください。
トイレに行きたくなったときは少し我慢して、排尿の間隔を延ばす訓練を行うことも尿もれ予防に効果的です。訓練と同時に骨盤底筋やインナーマッスルを鍛える運動を行えば我慢できる時間が長くなることも期待できるため、ヨガやピラティスなどの運動もお勧めです。

・専用グッズを使用
筋肉を鍛える予防法は継続して行うことが必要ですが、今すぐ尿もれをケアしたいという人は専用のパッドを使用しましょう。高い吸収性や消臭性があるため、長時間の外出でも安心です。

尿もれは誰にでも起こり得るものなので、現在症状がない方も骨盤底筋を鍛えておくと加齢による尿もれを防ぐことができます。実行しやすい予防法を生活に取り入れて、尿もれに備えておきましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

大野 由実

大野 由実先生おおの ゆみ

シロノクリニック恵比寿

豊富な知識と経験に基づく、的確かつ丁寧なカウンセリングが人気。最新技術の更新に積極的で、ドクター陣からの信頼も厚く、指導も兼務。 注入やたるみ治療など、豊富な経験が物を言う治療法を熟知しています。