頬の赤みの原因は?セルフケアで気をつけたいポイント
公開日:2020/04/22 / 最終更新日:2024/03/13
頬が赤いと顔がほてっているようで、人目が気になってしまいますよね。赤みと同時に頬のかゆみやヒリヒリ感に悩まされている方も、実は少なくありません。そのようなトラブルを少しでも改善するために、頬の赤みの原因や対策方法をチェックしてみましょう。
頬の赤みの原因とは
■肌の炎症
頬が赤くなる原因の1つに、肌の炎症が挙げられます。肌トラブルなどによって炎症が起こること、毛細血管が広がって血液が集中します。その血液から皮膚から透けて見えて赤みが目立ってしまうのです。肌の炎症はバリア機能が低下した状態で起こりやすいため、敏感肌やアトピー肌などのトラブルを抱えた方に多くみられる傾向があります。
■毛細血管の拡張
肌の炎症が収まっても頬が赤い場合は、毛細血管の拡張が関係しています。肌の炎症を繰り返したり、寒暖差などの刺激を受け続けたりしていると、毛細血管が拡張したままになり、赤みが残ってしまうのです。ステロイド軟膏の長期使用も、このタイプの赤みを引き起こす原因になります。
頬の赤みを防ぐケア方法
■低刺激なスキンケアを心がける
頬が赤くてかゆみやヒリつきを感じるなら、肌のバリア機能が低下している可能性があります。刺激を与えると症状が悪化してしまうので、できるだけ肌をこすらない優しいケアを心がけましょう。
洗うときは、しっかり泡立てた洗顔料でやさしく乗せてすすぐ程度で十分です。熱いお湯や冷たすぎる水は刺激になるので、必ずぬるま湯を使ってくださいね。洗顔後は、敏感肌や乾燥肌向けのスキンケアアイテムで、うるおいを閉じ込めましょう。
■ストレスや刺激物を避ける
頬の赤みを防ぐためには、体の内側からのケアも必要です。ストレスが続くと自律神経が乱れて血管が拡張し、頬の赤みが出やすくなるといわれています。また、寒暖差、紫外線、タバコ、アルコール、香辛料などの刺激も、毛細血管を拡張させるので注意が必要です。低刺激なスキンケアを行うとともに、ストレスや刺激物を出来るだけ避ける生活を心がけたいですね。
頬の赤みに悩んだときは、美容皮膚科に相談を
毛細血管が拡張している場合、セルフケアでの改善には限界があります。「頬が常に赤くて恥ずかしい」「丁寧なケアを心がけているけど改善されない」というときは、赤み治療を行っている美容皮膚科にご相談ください。血中の酸化ヘモグロビンに吸収されるレーザーを用いることで、赤みの改善効果をもたらします。
また、長引く赤みには、皮膚炎や自己免疫の異常が関係している可能性もあります。自己判断せず医療機関を受診し、適切な治療を行いましょう。