猫背にも要注意!?口角が下がる主な原因4つ
公開日:2020/01/22 / 最終更新日:2024/03/13
「若いころに比べると、口角が下がってきた」と感じている方は多いもの。口角が下がると不機嫌そうな印象を与えるだけでなく、老けて見える原因にもなってしまうため、できるだけキュッと上がった口角をキープしたいですよね。
そのためには、口角が下がる原因を知り、対策を練ることが大切です。今回は、若々しい口元を保つヒントとあわせて見ていきましょう。
口角が下がる原因
■筋肉の衰え
口角が下がる原因の1つに、筋肉の衰えが挙げられます。口の周りにある「口輪筋(こうりんきん)」、目の下から口角につながる「口角挙筋(こうかくきょきん)」、エラ部分にある「翼突筋(よくとつきん)」などの筋肉が衰えると、口角を引き上げにくくなってしまうのです。
これらの筋肉が衰える原因は、長時間の無表情や口呼吸など。表情筋をあまり使わないような生活を続けていると、衰えやすくなってしまいます。口角を引き上げるエクササイズを行うなど、筋肉をこまめに動かす習慣を身につけましょう。
■皮膚のたるみ
皮膚のたるみも、口角が下がって見える一因になります。顔・特に頬の皮膚の弾力が低下すると、口角にたるんだ皮膚がかぶさり、影を作ります。この影が、口角を引き下げて見せてしまうのです。
たるみが生じている場合、ほうれい線がブルドックラインなども目立つ傾向にあります。紫外線や皮下脂肪の増加などがたるみの原因になりますから、UVケアを怠らないこと、過度に太らないことを意識しましょう。
■猫背
猫背と口角、一見何の関係性もないように思えますが、実は深く関わっています。猫背によって体が前屈みになると下顎から鎖骨につながる「広頚筋(こうけいきん)」が緩んで下に引っ張られます。すると口元も同時に引っ張られ、口角が下がってしまうのです。
広頚筋が衰えると二重あごや首のたるみなども引き起こしてしまいます。背筋を伸ばし、あごを軽く引いた正しい姿勢を保つようにしましょう。
■長時間のスマホ
スマホの使用時間が長い人ほど、口角が下がりやすいといわれています。スマホの画面を見るときは、下向きにのぞき込むような姿勢になりがちですよね。つまり猫背と同じような姿勢になるため、広頚筋が衰えてしまうのです。
また、スマホを見ているときは、無表情なことが多いもの。口元の筋肉を使わない分、口角が下がってしまいます。スマホの使用時間をなるべく短くするとともに、見るときは画面を目線の高さまで上げて、いい姿勢を保つことが大切です。
口角が下がる習慣は今すぐ改善を!
口角が下がる原因は加齢だけではありません。生活習慣も関係していますから、改めて見直してみてはいかがでしょうか。